小5の息子をセブ島スラム街の孤児院へ行かせた話 #1「可愛い子には旅をさせよ」
これまで貯蓄について何回か書いてきました。いつも節約家な私も、ある事にだけは惜しみなくお金を使ってきました。
それは、息子の長期休暇の活動費?です。
前にも書いたことがあるのですが、そもそも貯蓄を始めたきっかけは息子の将来の為に使うお金を貯めるためです。
将来というのは、学費が全てではなく、
「息子のため」になりそうなものなら何でもオッケー。
母子家庭で働き続け、せっかくの息子の大切な長期休暇も休みを取って一緒に過ごすことができない環境だった為、そこは対価を支払いしかるべき機関に委託してきました。
私一人では教えてあげられないことを他の誰かから教えてもらってほしい
普段体験できないことを体験してほしい
せっかくの貴重な時間をゲーム漬で終わらせないように、、、
と今まで色んな活動に参加させてきました。
アクティブじゃない息子はいつも迷惑そうに、嫌々参加することがほとんどでしたが(笑)
空手の合宿、キャンプ、スキー合宿、イルカと泳ぐダイビング、、、等様々ですが、一番周りに驚かれるのが、タイトルに書いたボランティアキャンプです。
金額も他のものに比べると飛び抜けていましたが、その時息子に体験して欲しかったので、そこにお金を払うことに躊躇いはありませんでした。
いつも思いつきで行動する私
小5の息子を参加させたくてネットで海外のボランティアキャンプを検索しました。
片っ端から問い合わせましたが、全て親との参加が必須でした。
そして、ほとんどが半分語学留学・半分観光で2、3泊と私のイメージとはかけ離れた内容のものばかりでした。
「さすがに小学生一人で参加できるものは無いか、、、」と諦めかけた時に、、、
見つけたのです!!小学生でも一人で参加できる海外ボランティアキャンプを!
と言っても、HPを見て発見!
という訳ではなく代表の方に問い合わせをしたところ
「過去にも一人小学生で参加した子がいたので、大丈夫ですよ。」
と了承していただきました。
「ただ、未成年が親以外の人と渡航する場合、申請は大変ですよ。」
とのこと。
それは、大学生や社会人が参加する約二週間のガチのボランティアキャンプで、フィリピンのセブ島のスラム街の孤児院をメインの拠点に活動するものでした。
春休みだけのつもりが、若干学校がある日と被ってしまったのですが、息子は学校に行っても勉強していなかったので、担任の先生に事情を説明して休ませることにしました。
先生も「それは良い経験になりますね。」と快く送り出して下さいました。
申請
最初に聞いていた通り、本当に大変でした。
何が大変って、、、大量の書類を揃えることよりも、フィリピン大使館で手続きをすることは私にとって未知との遭遇の連続でした。
①質問できる人がいない・相手にしてくれない
大使館では英語でしかコミュニケーションがとれないのですが、
入口にいたスタッフに喋れないなりに伝えようとしても、
「は??」のみで、全く汲み取ろうとはしてくれず、
何も聞かなかったかのように隣の知り合いらしき人と速攻で雑談に戻ってします。
案内板も無くフローも不明なため、誰か聞ける人はいないかふらふら&オロオロ。
②扱いが雑
やっと聞けても係の人によって言う事が違ったり、たらい回しにされたり、、、また並び直したり><
日本の役所を想像していると衝撃の扱いの雑さでした。
③終了時間は死守
それでも、終了時間はきっちり守りましょう!何を言っても、時間になったら相手にしてもらえません。窓口も白い布を下して一切受け付けませんの主張。
本人と一緒でなければならない為、学校を早退させて息子と行ったのに、この日は手続きできず帰るはめに。
仕方なく翌日再度午後休を取得し、息子を早退させてリベンジしてきました!
学校嫌いな息子は2日連続の早退に大喜びしていました。
今日は何が何でも手続きを完了させてみせる!!
同じ過ちは繰り返す訳にはいきません。
私は入念に準備し早めにいざ出陣!
窓口では、書類の不備があってその日申請ができないとわかった日本人女性が流暢な英語と日本語でブチ切れていました。
昨日の私も英語が喋れればあんな感じだったかな、、でもこれがフィリピン大使館なんですよ。と二日目の私は妙に落ち着いて眺めていました。
やっと申請が終わり一安心して受取について質問すると、
またここに来るかレターパックに自分の住所を書いて預けるかということを窓口で知りました。
もう二度とここには来たくない!!という一心で、レターパックをダッシュで買いに行きました。なんとかギリギリレターパックを窓口に滑り込ませミッション完了。
絶対に二度とここには来ないから!!
こんな感じでVISAを無事に?2日がかりで取得しました。
恐るべきフィリピン大使館。
長くなってしまったので続きはまた。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
つづく
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