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人は言葉にできる以上のことを知っている

知識には暗黙知と形式知の2種類がある。
形式知とはマニュアルや本など言葉や文字で伝える事ができる知識の事。
暗黙知とは感じる知識、言葉にはできない知識である。

例えば自転車を初めて漕ぐ人に右足と左足を交互にペダルを踏むと前に進むという指示(形式知)を伝えても99.9%失敗する。

しかし、漕いでいるうちにバランス感覚や曲がるときはこんなスピードでこういうハンドリングで回る事を学んで漕げるようになる。

これは伝える事ができない知識(暗黙知)であり、本当に有用的な知識というのは暗黙知である事が多いと言われている。

この事実はあらゆる事に応用できる応用できる。

例えば暗黙知という概念を知っていれば、指示を的確に出すことは不可能だと分かる。

先ほど紹介したように指示を完璧に伝える事ができるなら、誰しも1発で自転車を漕ぐ事ができるからだ。

だから指示をして仲間が失敗しても「しょうがない事」として捉える事ができる。

他にも暗黙知の方が有用的で知識量的に多いという事なので、形式知より暗黙知を積み重ねていく事の方が重要になる。
つまり経験を重ねて、自分なりに感じ取る暗黙知を貯める事が本を読んだりして身につける形式知より優先させるべきだということ。

そして経験を多く積んで「熟練した直感力」というものを身につけていく必要がある。

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