太白ごま油を全身に塗る(アーユルヴェーダ的ケア)#29
こんばんは。
今日は、よくご質問をいただくアーユルヴェーダ的ケアについて、
それを実践している私の体の変化についてもあわせてご紹介したいと思います。
①アヴィヤンガとは
まず、アーユルヴェーダをご存知でない方には、
ごま油を全身に塗るだと。。。。?
と衝撃的なタイトルだったと思います。
アーユルヴェーダでは、「アヴィヤンガ」といって太白ごま油を全身に塗る習慣があります。
ごま油といっても、皆さんが一番最初にイメージする
茶色いあの香ばしい香りのするごま油ではありません。
スーパーにも、その茶色いごま油の隣に
無色透明、無味無臭の「太白ごま油」という油がおいてあると思います。
アーユルヴェーダでは、太白ごま油がオイルの女王といわれており、
それを用いて全身に塗り込みながらゆっくりとマッサージをすると良いといわれています。
②なぜ太白ごま油を塗るの?
なぜ太白ごま油を塗ると良いのか。
それは太白ごま油には「セサモール」という強力な抗酸化物質が含まれているから。
(詳しくは⑤を参照)
皮膚に塗ったオイルは15分ほどで骨にまで到達し、栄養になるといわれています。
この強力な抗酸化物質が皮膚の新陳代謝をよくしたり、
皮膚に弾力をもたらしてふわふわにしてくれたり、
角質を落としてくれます。
また、よく眠れたり、老化防止になるともいわれています。
③いつやるのがいいの?
本来であれば、朝に行うのが良いとされていますが
現代では、忙しい朝にするのはかえってストレスになりますよね。
私も朝はゆっくりとしたいのでしていません。
夜のお風呂に入る前、というより、お風呂の中で全身に塗り込んでいます。
お風呂の中でまず温めた太白ごま油を、どこからでも良いので
ゆっくりと塗っていきます。
そこから私はいつも通り、頭や体を洗って、湯船につかります。
「湯船につかる」というのもポイント。
体をあたためることで、オイルが浸透しやすくなります。
お風呂場が多少ぬるぬるしますが、そこはお掃除できれいにしましょ。笑
④アヴィヤンガをやってからの私の体の変化
アヴィヤンガをするようになったのは2年ほど前から。
最初はオイルなんてベトベトになるし、全身に塗るなんておっくうだな…と思いながら
塗ってみました。
1日目は、まあお肌潤ったかな?という程度。
2、3日目も同じ感じ。
でも、4、5日経ってから少しずつ変化が。
私は当時極度の末端冷え性で、足の裏、とくにかかとがカサカサしていました。
(かかとは生殖器の反射区なので、生理痛などそういった問題も関係していたと思います)
そのかかとのカサカサがなくなってきた。
クリームを塗ってもすぐカサカサに戻っていたので
私的には衝撃的な嬉しさ。
…これは良いかもしれない。
もっとほかの効果も感じたくて続けるようになりました。
そうするとひじのカサつきや黒ずみ
膝のカサつきもだんだんと取れてきました。
お肌ももちもち、ふわふわしてきて
なんだかうれしくなるんです。
冬もボディクリームいらずで過ごせました。
(日中乾燥が気になる場合は、朝さっと足や手に太白ごま油を塗って出かけていました)
正直いうと最近できていなかったので、
今日これからやろうと思います!
オイルは、そわそわした心を安定させてくれます。
いろんなことを考えてしまって、落ち着かない方にもおすすめです。
⑤さらに効果を高めたい人へおすすめしたいこと!
アヴィヤンガの効果をさらに高めるために
太白ごま油を100度に熱する「キュアリング」という作業をするのがおすすめ!
この工程をするのとしないのとでは大違い!
私も最初は面倒でやっていなかったのですが
キュアリングをすると、オイルがサラサラになり、
お肌への浸透率が格段に上がります!!
一度キュアリングをして冷まし、保存瓶などに入れて保管します。
そして毎回使う量だけを、小鍋などで少し温めてボウルなどに移してお風呂場に持っていっています。(少し面倒ですが)
②でお伝えしたとおり、
キュアリングをしていない太白ごま油では「セサモリン」というこれも抗酸化物質ですが
「セサモール」よりは弱い抗酸化作用です。
キュアリングをすることで(熱することで)、
「セサモリン」が「セサモール」へ変化し
強力な抗酸化物質へと変化するのです。
本来であれば、100度以上に熱するのがよいとされているのですが
家庭でやると火事になる恐れがあるので…
キュアリングをする際は、十分に気をつけておこなってください。
この記事を読んで、アヴィヤンガに取り組み
お肌の若返りを実感してくださる人が増えれば幸いです。
それでは。