ギフト
春の終わりに新しい生命と出会った。
暑い夏の日、重たい身体を動かして新しい生命と向き合う。
秋の始まりには大きなお腹になり、本当に出会えることを実感する。
うまく言葉に表せない、尊くて嬉しくて愛おしい感覚。
自分の人生で出逢えていること。
当たり前ではない奇跡。
どんなに辛いことがあってもずっと一緒にいて守り続けるんだ。
安っぽい言葉なんかじゃ伝わらないかもしれない。
でも伝えようとしないと、もっと伝わらない。
私の人生で一番の宝物。
モノクロの人生がどんどん彩られていく。
真っ白な雪の日、私達はようやく会えた。
美しい季節。心地良い声。小さな寝息。
何事にも変え難いもの。
重くて、軽くて、いい匂い。
儚くて、力強くて、一生懸命な生命。
特別なギフトをありがとう。