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読書

小さいころから、本を読むのが好きでした。
特に小説やエッセイが大好きです。
頭の中で、登場人物が動き回って、映画のように進んでいく。
その没入している間は、現実のことを忘れ、登場人物のそばで透明人間になっているのです。

けれど本は、それだけではありません。
書店に並ぶ、無数の「自己啓発本」
私は、どうしても読む気になれませんでした。

どうして読む気になれないのかを考えてみました。

「自分に向けた言葉がそこにあるから」だと気付いたときに、やっとすっきりしました。
私にとっての読書は、自分以外の人の様子をそばで見ることだったのです。
小説やエッセイに書かれた言葉は、決して自分には向いてこない。
自分自身のことから逃避するのに読書をするのだから、自分に向けられた言葉に触れるのは相当なストレスなのでしょう。

何もどちらが高尚かなんて必要ない。
好きなものを読めばいいじゃない。
最近は、学術書が気になるようになりました。
それだけでも、立派な成長ですね。

これからもたくさんの本を楽しめますように。

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