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運動学習の効果を促進するために必要なこと -Part2-
おはようございます。
愛媛県で理学療法士、スポーツトレーナーとして活動しています宇治村信明(うじむらのぶあき)と申します。
前回の記事で運動学習の効果を促進するために必要な2つのこと(自己効力感とグループ課題)について、お伝えさせていただきました。
今回は、あと1つのことについてお伝えさせていただきます。
前回の記事を読まれていない方はこちら。
Part1
↓
https://note.com/rihauji/n/n238d3cfb4bc1
■共感と激励
"共感"と"激励"は、運動学習に対してとても重要なものです。
"共感"とは、他人の考えや主張に、
全くそうだと感ずること。その気持ちや同感。
“激励"とは、大いに励ますこと。
励まして気を引き立てること。
"共感"と"激励"は、運動学習に対して大きく3つの効果を与えます。
1.エンハンシング効果
言語的報酬は動機付けを高めます。気持ちのこもった声掛けや軽く背中を叩くなど、身体に触れて激励すること。
身体に触れることをザイアンス効果と言います。
2.ホーソン効果
人間は関心を持たれるとそれに応えようとします。練習中に選手が『私のこと見てくれているかな』と、このような感情を生まないように注意が必要です。
また集団での練習の場合は、特に注意が必要であり、環境設定や人の配置に配慮が必要です。
3.ピグマリオン効果
人間は期待を抱かれるとその期待に応えようとします。子どもの可能性は無限大です。全身をフル活用して"期待"を表現しましょう。
これら4つの効果を指導者側(セラピスト、トレーナー)が意識して取り組むことで、運動学習の促進させ、パフォーマンスの向上を図っていくことが重要です。
また前回の記事でもお伝えしましたが、選手へのフィードバックの際は、結果(勝ち負け)ではなく、その過程をフォーカスしてフィードバックを行って下さい。
できる、できないで判断するのは、絶対にしてはいけません。子ども達に対しては特にです。
■まとめ
今回は前回の記事に引き続き、運動学習の効果を促進するために必要なことの"共感"と"激励"についてお伝えさせていただきました。
今後トレーニング指導をする際に、4つの効果を意識して取り組んでいただけると幸いです。
僕のInstagramに、トレーニング動画など投稿していますので宜しければ見て行ってみて下さい。
https://www.instagram.com/ujimura.0311
最後までお読みいただきありがとうございました。