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rihare358
2022年2月1日 21:46
久しぶりに口笛を吹いてみたら口が笛になっていた何度言葉を発してもフィーフィーとしか音が出なかった周りの皆は大層大袈裟に哀しんでくれていたが涙が出ている者は一人も居ないようだった哀しんでも仕方ないのでドナドナの練習を毎日したたどたどしいながらも自分なりに心を込めて吹いたすると周りの皆の瞳からホロホロと涙が零れていた言葉など無くとも伝えたい気持ちは伝わるようだった言葉で何と
2022年1月1日 20:44
太陽にありがとう。月にありがとう。空気にありがとう。水にありがとう。音にありがとう。風にありがとう。光にありがとう。雲にありがとう。雨にありがとう。空にありがとう。海にありがとう。山にありがとう。川にありがとう。動物にありがとう。虫にありがとう。植物にありがとう。地球にありがとう。宇宙にありがとう。からだにありがとう。心に
2021年12月30日 20:20
自ら逝く勇気など始めから無いもので。だったらいっそ。あなたが逝ってくれねーかなぁと思ったりして。でももし逝かれたらすごい勢いで崩れるの分ってるし。忘れた泣き方なんて思い出しておもいきり泣くんだろうし。悲しいの耐えられないけど苦しい姿みるのも耐え難いし。なんとも我侭な訳で。だから初詣なんかに来てすがっているんですよ。こんなにも俺が俺がの人間の俺が。何しろあなたの事ば
2021年9月23日 06:07
みのむしになろうみのりきることがたいせつなんだねなにものかであるかなんてなにものにもきめられないしなにものにもわかりはしないましてやせかいのせいかいなどかみさまだってほんとはしらないかもねすべてをしらなければならないないてすべてをしらないひとがきめたきめごとそんなことより みのぶくろにはいってすこしやわらいだにしびのかぜにゆられようにんげんにたとえるならむず
2021年9月6日 20:51
いつの頃の事だろう雨に濡れるのが好きだった自らの穢れを洗い流してくれると感じられるから いや、そんなに格好の良いものではない雨に紛れて己の存在を消し去ろうと言うのか消え去る事に怯えながら愛し方を忘れてしまったのか愛した事など無いと言うのにせめて己だけでも愛してしまおうそうでなければあなたの事を愛せないあなたの事を愛したいあなたの事を愛したいのだ雨は明日も降
2021年8月26日 21:05
コンビニの入口脇で。ホームレス風情のおじさんが。焼きそばパンを貪り食う姿を見た。 よく分からないけれど。こんな光景を見るといつも。僕は胸を締めつけられてしまい悲しくなる。でもおじさんは強力に腹が減っていて。ブルーシートの青い家に帰るまで我慢出来なかったからここで食べているだけかもしれない。だけれどどうしようもなく悲しい。 よく分からないけれど。僕が一億円持っていたら
2021年8月21日 22:03
最近どうにも足が疲れて疲れて仕方が無いので病院に行くと一応疲れていますねと診断された一応と言う言葉にむっとしたがいやそれは最初から分かっているのですが原因が分からんから調べて欲しいのですと尋ねるとそれは全くもって意味の無い事だと切り返されたいやいやいやいやそれは可笑しいだろうと反論するとそれではお大事にと診察を完了された三時間待って三分の診察だったので尚更気に食わなかった
2021年8月19日 08:26
2021年8月5日 08:21
首がスッカリ伸びきって。 おじさんのランニングみたいになったTシャツ。 もう十分役目を果たしたんだけれど。 洗濯してたたんでしまうと。 愛着なのか。 せこいのか。 何故だかまた着てしまいます。 同じく靴下。 パンツもそうだ。 靴下はまだ穴さえ開いてくれれば 思い切って捨てれるのだが。 パンツは軽くゴムが伸びたくらいでは また履いてしまう。 お金持ち
2021年7月31日 21:45
はしゃいで飛び込んだプールの底に顔面を泣けるほど打ったけど涙をプールの水に紛らせ笑った夏でした カルピスが痰みたいに絡んだけれど白くて甘い夏でした 台風で傘が根元から折れたけど心は折れない夏でした スイカは割れずに空振りしたけど先生の頭に棒がヒットしてグーで殴られた夏でした くらげに刺されて突き抜けるほど痛くて腫れあがったけど空は突き抜けるほど晴れあが
2021年7月31日 05:25
今日も世界の何処かで。手を失う人がいる。足を失う人がいる。光を失う人。音を失う人。親を子を友を愛すべき者を何故なのかと考える刹那さえ無く。恐るべき瞬きの中。全てを失う人がいる。 ああ俺よ。誰かの為に祈る事すら惜しむような俺よ。携帯電話を失う事さえ恐れるような俺よ。十秒だけでいい。心から願え。 全ての人々の笑顔を心から願え。理屈なんてどうでもいい
2021年7月26日 23:48
2021年7月23日 20:40
友人のYは、ショッカーに所属している。無論、悪の秘密組織に在籍している訳であり人様に堂々と胸を張れる仕事では無い。例えそれが女房、子供を必死に養う彼なりの生き様だとしてもだ。だがマスクを脱いだ彼は、僕にとって胸を張るのに十分足る奴だ。それは無数の敗北を背負い続けてゆかねばならぬものであればこそ初めて纏う事が出来る、そんな種類の優しさを彼が持っているからなのだと思う。
2020年10月21日 19:38
どうも!かくれんぼで鬼になったのはいいが。百数えている間にみんなに家に帰られた事のある。そんな日の夕焼けが目に沁みて仕方なかった僕がここにいます。どうも!当たりつきのアイスが三連続で当たったのはいいが。駄菓子屋のババアに疑いの眼差しで舌打ちされた事のある。そんな子供にさえ対等に厳しい町で揉まれた僕がここにいます。どうも!校庭にあった木馬の遊具にたかる白蟻を撃退してい