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姿勢制御×嚥下機能⑧ ~舌骨と姿勢~
こんにちは。今日は姿勢制御と嚥下機能についてお話させて頂きます。
前回は
”前額面での姿勢の変化と舌骨の関係性”
についてお話させて頂きました。
今回は
”背臥位(矢状面)での姿勢と舌骨の関係性”
についてお話させて頂きます。
脳卒中の患者さんでは
背臥位姿勢になるとこのスライドのように
腰椎過前彎となり、胸椎が挙上し、頸部のアライメントに影響します。
座位同様、下位頸椎は屈曲、上位頸椎は伸展します。
さて、もう少し、頭頸部と舌骨の関係性を詳しくみていきます。
座位との違いは重力の影響を受ける”方向”が違うことです。
舌骨は重力の影響と前述したアライメントも影響し背中側に落ちます。
その為、
”胸骨と舌骨をつなぐ舌骨下筋群(前方)”
”肩甲骨と舌骨をつなぐ舌骨下筋群(後方)”
”乳様突起・茎状突起と舌骨をつなぐと舌骨上筋群(後方)”
は短縮位となります。
”舌骨と下顎をつなぐ舌骨上筋群(前方)”
は伸張位となります。
これらの影響により、舌骨の上下前後の可動性が乏しくなります。
食事場面だけでなく、ベッド上での姿勢のポジショニングにより唾液での誤嚥などを防ぐ必要があります。
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