翼をください〜「虎に翼」が終わってしまった
せっかく翼という勢いを得るチャンスだったのに、数学が受験科目にない、という消極的な理由だけで法学部を選んだ意思持たぬン十年前の自分が情けない。
そもそも虎でさえもなかったから、生半可な法の知識だけでは翼を羽ばたかせる事もできず、未だ地べたを這いずり回るだけの日々です。
そんな後悔が身にしみる9月27日。「虎に翼」が終わってしまった。
この半年間の、小さくも大きくも散りばめられてきたいくつものエピソードと言葉が、100年という時の隔たりがあるとはいえ、どれだけ現代の、いくつもの出来事とリンクしているかに驚き嘆き、勇気づけられ、応援し、笑い泣いたことか。
憲法14条の「当たり前」を突きつけられて、あれでも?当たり前のはずが虐げられている?に、今さらながら気づいてしまったことがあまりにも多すぎる。
自分と照らし合わせてみても、理念と心理が乖離していることは明らかで、人間の本能の残酷さを思い知らされるばかりです。
最終回の、
「ほんのわずかだが、確かにここにいる」のひと言がやはり最後にズシンときます。
確かにそこにいた先駆者への敬意を噛みしめるため、さあ第一回からもう一度見直しです。