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幼児の視力検査をしたら怒られた話


我が子(幼児)の視力検査を、キットを使って自宅で行った。

予め飛行機やリンゴなどのシルエットが描かれたカードを覚えさせ、離れたところからランダムにカードを選んで見せて何のシルエットか当てさせる単純なもの。
それを片目ずつ行った。

「はい、これはなあに?」

「はい、つぎ〜」

といった感じで淡々と検査を終え、我が子の視力に問題が無さそうであることに安堵して、さて片付けようとしたとき


『 つぎはおとうさんのばんね!』

「え?」

『 つぎはおとうさんのばん!!』


何故かちょっとキレ気味の幼児に促されるまま、おじさんの視力検査が始まった。

お付き合い程度に済ませようとメガネのまま受けようとしたところ、鬼教官に

『 メガネとりなさい!』

と叱られた。なんでキレてんのキミ・・・
ちなみに私は普段メガネであり、裸眼では近視乱視老眼のフルミックスおめめである。

『 はい、これはなあに?』

一字一句私が使用したフレーズをコピーしてくる幼児。

シルエットどころか幼児の顔すら見えない・・・

「み・・・みえません・・・」

『 ひこうきでしょ!!』

「す、すみません・・・」

『 はい、つぎ〜 』

『 はい、これはなあに?』

全く見えない私は5分の1の確率に賭けて当てずっぽうで答えた。

「リンゴです!」

『 だからひこうきでしょ!!』


同じの出すなんてヒドイ・・・

こんな感じで鬼教官のパワハラ視力検査に全問不正解した私は、幼児に診断結果を告げられた。


『 バツです!ちゃんといきてるの? 』


生きてる・・・つもりになってました・・・

ごめんなさい・・・




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