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古文書解読コンテストに参加して

 参加していた古文書解読コンテストが、昨日とうとう終わってしまいました。
「伊那市✖️みんなで翻刻」https://www.komonjo-contest.com/

 私がこのコンテストを知ったのは11月も半ばを過ぎようとしていた頃で、エントリーこそ遅れたものの、この2ヶ月半、仕事そっちのけで没頭してしまいました(もちろん、noteの更新にも影響しています 笑)。
 年末、インフルエンザ(たぶん)で寝込んだ1週間ほどを除いて、ほとんど毎日古い文書に目を凝らしては、くずし字用例辞典と首っ引きで、うんうん唸りつつ一文字一文字打ち込む毎日を過ごしていました。
 
 わずかふた月半ほどの期間でも、毎日ある程度の時間、集中して古い文字に触れていると、目が慣れてくるのか不思議と読めるようになってくるのです。その感覚が心地よくて、続けられたとも言えます。
 
 もちろん、文書の取り扱うジャンルも様々、書き手もお殿様から村方までいろいろだし、さっぱりわからん!とお手上げの時も多々ありますが、そこは「みん翻」の良さで、投げかければ読めた参加者の方から、ありがたい添削や助言が返ってくることもあります。なるほど!と膝を打つことが重なるにつれて、読解力がかなり鍛えられたなと実感しています。

 ここ十年来、思い出してはゆるゆると古文書解読の勉強をしてきた身ですが、サボっている間に忘れる事も多くて、ふり出しに戻ってばかり、何年経っても自信が持てるレベルにはほど遠く・・・。しかし今回、コンテストに参加してみて感じたのは、短期間でも集中して実際の資料の解読作業をするのがどれほどためになるかということ、そしてなにより、読むのが楽しいと感じること。「みんなで翻刻」というプラットフォームのお陰で、今までやってきた勉強方法はなんだったの?と見直すきっかけにもなりました。
 
 「みん翻」とコンテスト運営ご担当の皆さま、アドバイス下さった参加者の皆さま、ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。

余談: 「ありがとう」と打とうとすると「難有」、「この」は「此」に即変換されてしまうキーボード、普通の文章が非常に打ちにくくなってる、困った。



 


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