マラソン2024② まさかの自分を過小評価 ~神戸マラソン~
コロナ禍ですっかり鈍ってしまった
2022年度は神戸・奈良・大阪、2023年度は京都の各フルマラソンに出たのですが、長いコロナ禍ですっかり鈍ってしまい、どの大会も30kmを超えたあたりでどうにも脚が動かなくなっていました。しかもそれは回を重ねるごとに衰え、京都は後半に関門を意識するほどでした。
一時期はサブ4も2回達成したこともあるのに見る影もない。齢には勝てないのかと弱気になり、もう終わりにしようかと思いつつ、当たったら出ようと今年度は神戸と大阪に応募したら両方とも当選したので、まだ終わる時ではないということかと両方とも出ることにしました。
フルの練習としてハーフや30kmの大会に出る
過去にサブ4を達成した自分にとってのピークの年(確かコロナ直前の2019年度)は、フルマラソンの練習として、SPORTSONEが緑地公園や河川敷でやっているハーフマラソンや30kmマラソンに出まくっていました。ロケットマラソン30kmで3時間を軽く切ったあたりで「サブ4いける!」と自信がついたものです。今思えばむしろ狂っていたと思います。
今回はそれを思い出し、10月にはロケットマラソンの30km、11月には淀川市民マラソンのハーフマラソンで慣らしをしておこうと思い立ちました。ですがかつてと違って、目的はあくまで「フルを走り切れるようにする為」という保守的な設定であった為、1kmあたり7分程度のゆっくりペースで走り、最後の2km程度だけ全力で走るということをしました。
いわゆるLSD(Long Slow Distanceの略 麻薬と同じ略語になるのが難点)のつもりで行いました。これで心肺と足腰の両方を長持ちするようにすれば、過去2年のようにならないだろうと。
練習してきた自分を過小評価していた!?
そして神戸マラソン当日。ハーフと30kmを1回ずつ経験したものの直近は仕事が忙しくて週末しか走れず、やはり保守的になっていた私は、1km7分のペースで後ろの方からじっくりと進むことにしました。ずっと鼻呼吸で済んでいますし、もうちょっといけるんじゃない?と思いつつも自分を抑えました。
そうしているうちについに現れた、残り5km時点での恐るべき浜手バイパス。この時点で開始から4時間くらい経っており、この層のランナーのほとんどは既に歩いてしまっているのでこの坂を駆け上がる力など残っていません。
ですが私はふとここで気づきました。体力がだいぶん余っていると。
なんと、ようやくここで全力を出して駆け上がり、それでもこの時しか撮れない高速道路上の神戸ポートタワーを撮影したところで、ゴールまで全力で駆け抜けました。
TATTAを改めて確認すると、前半1km7分程度だったのが25km地点から1キロ6分半程度に少しだけペースアップしていました。そして神戸大橋あたりでは1km5分半程度で走れているので、これなら1km6分強くらいで配分して4時間半くらいは狙えたのではないか?というところですがタイムは5時間をわずかに超えていました。(写真なんて撮らなければ5時間ギリギリ切れたのですが)
そういうのも含めてマラソンは面白い
マラソンはとても長時間の競技です。故・野村克也の名言「負けに意外の負けなし」が野球以上に当てはまる競技だと思います。まぐれで好タイムが出るなんてのはあり得ません。練習量と体調がもろに反映されます。
今回の私はむしろ、過去2年と違ってそれなりの練習を積んできた自分を過小評価してしまっていました。かといって後悔しているかというとそうでもありません。まだまだフルマラソンを走り切れる力は残っていることは純粋に喜ばしいことです。
そして今年度はまだ大阪マラソンがあります。これに全力をかけるべく、私は年末と大会2週間前のハーフマラソン、そして大阪30K冬大会にエントリーしました。