田中りえ@コーディネーター

コーディネーターという仕事を、ローカルで実践中。学校と地域をつなぐコーディネーターのほか、場づくりやプロジェクトのコーディネーターをしています。 人と人をつなぎ、人と組織をつなぐコーディネーションを探究中。

田中りえ@コーディネーター

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  • ローカルキャリア

    ローカルにいながら都市とつながり、子育てしながらキャリアを積む。NPO 、まちづくり、会社経営しながら、自分サイズの暮らし。 自分の出番を感じられる地方づくり。

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肩書きとしてのコーディネーター

コーディネーターをしています、田中りえです。 突然何を言い出したのか、と思うかもしれませんが、自分の肩書は何か、という問いに5年ぐらい向き合っていて、ようやく落ち着いてきたよという話です。 地域コーディネーター、地域プロデューサー、高校魅力化コーディネーター。島根にUターンし、所属が変わるなかで使ってきた肩書きは様々。 記憶をたどると最初に「コーディネーター」と私が使ったのは2011年、島根県江津市に移住し、人材育成、創業支援の「NPO法人てごねっと石見」を作ったときで

    • 39歳で、子宮頸がんが見つかった。

      私のことをよく知っている皆さんには、驚かせてしまうかと思いますが、ひとつお知らせです。 実は、年末に子宮体がんの告知(術後に子宮頸部線がん)をうけ、1月末に子宮全摘、卵巣卵管、リンパ節郭清の手術をしました。 2人に1人ががんになる時代、いつかはがんになるとは思ってはいましたが、「まさか、わたしに、今、がんが見つかる」とはもちろん予想していませんでした。 なぜ、noteに書こうと思ったか 実はコロナ禍の検診控えで、定期検診の間隔が空いていました。「そろそろ行かないと、で

      • 「みんなでつくる中国山地003号 ここで食っていけるの?」読了。

        読了。 刺さる、刺さる、刺さる。 中国山地の本を読むと、仕事ばかりをしている私の心の奥にほんのちょっとある違和感がのぞいてくる。 違和感なんて誰も持っている。今の働き方でいいんだっけ?家族と向き合う時間ってこれでいいんだっけ?衣食住不自由なく生活できている。毎日充実している。現状に大きな不満もない。でも、これでいいんだっけ? 違和感があることが健全、ないことのほうが不自然。そうやって折り合いをつけて、違和感と一緒に生きていく術も持っている。 でも、「みんなでつくる中国山地

        • 仕事と子育てと

          【年始の挨拶】 2016年9月に寄稿した記事。 ー私が守りたいものは何か(中略) 結局は自分が何を守りたいかに向き合うことで前に進んできた。「やりたい仕事を続けていく」「家族の健康」の2つを守りたい。やりたい仕事と、家族との時間の両方を求めるのは欲張りな働き方かもしれないー https://www.e-aidem.com/ch/listen/entry/2016/09/28/110000 あれから3年と少し経ち、環境も変化しました。 「やりたい仕事」は変わらず、様々な

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          帰って来れる島根をつくる

          島根出身、9年前にUターン島根出身で、大学は徳島大学へ。就職はリクルートの岡山配属。26歳でUターンして9年になります。 いま、いわゆるパラレルキャリアというんでしょうか。奥出雲町・横田高校の教育魅力化コーディネーターと、地域・教育分野の財団法人職員と、小さな会社の経営と、NPO法人の理事をさせて頂いています。 ※ブログの内容は、「地域で働く「風の人」という新しい選択」(著者 田中 輝美, 藤代 裕之, 法政大学藤代裕之研究室 )にも一部掲載されている内容です。 面接で

          帰って来れる島根をつくる

          魅力化コーディネーター研修

          5月31日、6月1日と高校魅力化コーディネーターの研修合宿に参加していました。 海士町はもちろん、奥出雲から津和野まで濃〜いメンバーが集結。 プログラム企画は岩本悠さん。 色々重なり、4日連続悠さんと会っている。いつも勉強になります。 研修では、コーディネーターの成功要因や失敗要因を出し合い、どんなスキルが求められるかについての議論や、 コーディネーター同士の連携により何を進めていくかといった話を中心に宿泊型の研修でした。 とにかく、アウトプットとインプットと、

          魅力化コーディネーター研修

          未来を変えた 島の学校

          著者 山内町長 岩本悠 田中輝美 グッとくる本に出会えました。 https://www.amazon.co.jp/dp/4000248766/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_jpEqCbF663WN5 隠岐島前高校の成果は、町長がいたから、コーディネーターの悠さんがいたから、公営塾があるから、学習センターがあるから、夢ゼミがあるから生まれたんじゃない。 それが読み取れる本。 海士町はいいなぁ、すごいなぁ、そんな感想ではなく、 たくさんの苦悩と汗と涙を感じ

          未来を変えた 島の学校

          価値観の変化

          大学を卒業するとき、就職活動をしながらなんのために仕事をするのか、そんなことを考えてた。 出てきた答えは「自分が成長するために働く」だった。 島根でも都市部でも通用できる人材になりたい。「自分がどこまで出来るか試したい。市場価値を高めたい」今思うと、恥ずかしいぐらいの言葉を22歳の私は口にしていた。 人生は仕事が全てだと思っていた。 それから10年経ち、今年で32歳になる。 今は何の為に働くかといえば、「充実感を得るため」「会社や地域のお役に立ちたいから」「生活に必