Casino de Matemática
久しぶりに数学にまみれた日の話。
前回数学にまみれたのは、教員2年目に、大先輩と研究で代表に選ばれて、県の教育研究会で発表をしに行った時。
それから約8年経ちました笑笑
あの時はまだ授業すら下手くそでちんぷんかんぷんだったし、レポートの書き方すら知らない状態で、私を含め研究の実験台のようなもの。
ただそれもあったし、大先輩いや、もう師匠のようなプロの先生に出会えたから、今の授業があると思う。
今回は全然研究というよりは、数学を楽しみに行った日!
訪れたのは、スペインからの支援がある学校。
昨年教育実習で私の配属先に来ていた先生が招待してくれました。
授業案を見せ合ったり、彼女の担当教員がまあ放置する方だったので、たまに授業を見に行ったりしていた。
先生になって、勤務校に招待してくれるなんて本当にありがたい。
そんなわけで行ってみた当日。
バス停まで迎えに行くから、ちょっと早めにきて!って何度か言われて、流石に遅れないよとは思ってたけど、珍しいなとは思っていた。
モザンビークあるあるとして、イベントは大体遅れて始まるのがノーマルですが、この日はほぼ時間通りの開始。
学校に着くと、イベントのメインとなる3年生から12年生までの子供たち。
学校の施設自体もとても綺麗でした。
招待してくれた先生から好きに楽しんでもらっていいから!と言われ、各テーブルの数学ゲームをしに。
参加者(生徒の保護者や関係者)は1人100ずつお金に見立てたカードが与えられ、それをベットしてゲームに参加する。
各学年のレベルに合った数学を使ったゲームを用意していて、生徒を連れて行きたかったくらいだった。
この学校は習熟度に合わせて学習しているらしい。例えば理解度が低ければ、そのレベルに合うクラスに行くといったような感じ。
ゲームをする中で、生徒が答え合わせをするための答えを導き出せなかったり、論理的に考えることに弱かったりする場面に遭遇した。それは準備不足や、学習不足ではなく、生活の中での経験不足であることがここに出てしまうのだと思う。
ゲームを用いて学んでいるだけあり、数学のレベルは自分が教えている生徒より高いとは思った。しかし、ここまで整っている環境(少人数、習熟度別)で学んでいても簡単に計算したり、考えたりする知恵?的なものが身についていないのは、やっぱり学校教育だけじゃ無理なんだよなぁと思った。
初歩的なことで言うと時計とか、センチとメートルとかね。
半日すごく充実した日でした。
招待してくれた先生は本当に真面目なので、のびのび教えられる環境で頑張ってほしいなと思った。普通の1クラス60人とかの学校に行ってしまうのはもったいない。
それもここモザンビークの教育現場の課題かも。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?