私は、お母さんになるんだ、と書いていた5年前のノート。


子どもを授かるまでに5年かかった。それは今思えば必要な時間だったと思うし、母になる準備をさせてもらえた、と感じている。
人生は本当に必要なことを与えられる。今思うと、あの頃の私は、社会通念の鏡に自分を当てはめて、妊活にとてもネガティブなマイナスな気持ちを抱いていた。ただ、5年間ずっとそうだったわけではなく、実は最後の1年間は、それを丸ごと受け入れた自分がいて、前向きに物事を捉え、信じ続けていた私がいた。同じ頃に、“未来日記”というものを知りノートに書いていた。

次の一週間、まだ何も始まっていないその日を思い、その日に起きたことを、もう既に起こったこととして書いた。「◯月◯日、今日も楽しい一日を過ごせた。◯◯さんとお話できて嬉しかった!」「◯月◯日、やりたかったことを終わらせた。今日はすごくツイていた!幸せだった」といった感じに、月曜〜日曜日の一週間分を書いた。

そんなことを書いてるうちに、やがて私は「自分が妊娠したらこんなことをする」「妊娠中にこんな気持ちで毎日を過ごす」さらには「私がお母さんになったら」また「私が子育てで大切にしたいこと」家族で出かける場所、体験したいこと、遊びたいことなど、沢山書いた。まだ妊娠もしていないのに、子どももいないのに。想像力を働かせ、リアルにそれをイメージして書き綴っていた。

5年前に書いたノートを見て驚いたのは、その書かれているほとんどをやっている!ということに、今日気付いた。



そして、日記の中からこんなメッセージが出てきたので、その一部を紹介します。

『私がお母さんになったら』

「子どもと、楽しいこと、笑えること、いっぱいする!
この家族に生まれてきて良かったな、生きるのって楽しいな、そういうことを伝えるお母さんでありたい。
頭良くなくたっていい。すぐに出来る子でなくたっていい。わがままな子でもいい。私みたいに泣き虫だっていい。
健康で、元気な身体で、一生懸命で、いつも自分に素直に、あなたがあなたらしく生きて欲しい。
たった20年、きっとあっという間だから。
私の出来るすべてをあなたへ捧げる。いつか巣立ち、大人になっていくとき、あぁ子育てが終わった。楽しかった。人を育てるのは難しかった。でも、私も成長させてもらった。あなたと歩んだから、私も大きくなれた。ありがとう!

そう言える、そう思える、母になる。
私は、お母さんになるんだ。
私は、お母さんになるんだ。

私は、私を強く信じている。
強く、強く、信じている。
母になるために、今、私は頑張っている。
あなたを迎えるために、何でもしている。
与えられたすべてのステップや治療に、
YES!!と言っている。」 

(2015.6.19 日記から📔)

........

そして5年後、
子どもと生きる毎日。

時には苦しく大変なときもあります。
それはみんなに平等に与えられている。 

自分だけが特別なことはなく、
子からあなたに必要なものを与えられている。

ため息ついたり、苛立ったり、
悔しくて泣いたり、
思うようにならなくて
どうしようもなくて
泣いて前に進む日もあります。

でも、それはいつか笑いに変わります。
懐かしく思う日もくるでしょう。
過ぎてしまえば、大したことなかったと
分かる時がくるでしょう。


あなたと巡り会えた奇跡は、
私たちに大きな希望と勇気を与えた。

私たち大人がもう忘れてしまった光を
もうどこかへ置いてきてしまった心を、

もう一度思い出せるように、
取り戻せるように教えてくれてる。

その世界へ導いてくれる人
これからの未来を創る人
あなたに感謝しています。
ありがとう。涙。

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日記には続きがあります、

私は20年この子と歩んだら卒業する。
その時、私はこう言うのでしょう。
20年間、私を育ててくれてありがとう。
沢山教えてくれました。どうぞこの先もこのまま、あなたらしく生きてください。
命尽きるまで、夢、希望を持って生きてください。私のところに生まれてきてくれて本当にありがとう。 

.......

16年後、彼が20歳になったとき、もしくはそれよりも前になるかもしれないし、もう少し後になるかもしれない。それでも私は、本当にこう書いた手紙を息子に送ることになるのでしょう。

またこういう手紙を送るような子育てをしていくのでしょう。

ノートの書いた通りになってしまうと分かったのなら、私は今、何を書くのだろう。これを読んでいるあなたは何を書きますか。
もう一度書き綴りたい想いや、確かめておきたい気持ちを、書き留めておこうと思います。

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今日もありがとうございます。感謝😊
今日もあなたに幸せが訪れますように。


最後まで読んで頂きありがとうございます!