良好な夫婦関係から広がるもの。
先日友人と会った時に、とても興味深い話で盛り上がった。それは「夫婦関係」のこと。
「本当に夫婦関係が良好で、お互いに認め合って、お互い成長しあって、高め合っているという夫婦を見たことがない。皆無なんじゃないか」という話だった。
確かに、その通りかもしれない。そういう夫婦をなかなかお見かけしないなと思った。
でも、私の周りには何組か、素敵な夫婦を知っている。
■紆余曲折
今年10年になる私たちの夫婦関係もまた、紆余曲折を経て、今にたどり着いた。
「辿り着いた」という表現をしているのは、互いに努力しあい、積み上げてきたものが、互いの心に通じ合うものとなっていると、私たちは感じているからだった。
もう少し具体的に言うと、
私だけが思っているのではなく、夫もそう感じている、ということを確認しあっているということ。
これは、私たち夫婦の深いコミュニケーションの結果である。
■気持ちは冷める
結婚して数年もすれば、気持ちは冷める、それは自然なことであると私は思っている。
私たちの場合は、付き合いが8年くらい、その間に同棲していた期間もある。
結婚する時にはお互いの「素」を既に見せ合っていた。
素を見せ合っていた時には、本当にいろんなことがあった。
思い通りにならず、喧嘩や言い争いもありました、理解し合えなくて夜中まで話し合った日もありました、
怒りが止まらずお皿が割れたこともありました。
...これくらいにしておきます。
(私とリアルで会える人で、興味があれば聞いてください 笑)
だからこそ、お互いの努力と工夫することの重要さを実感していたのかもしれない。
■子どもが産まれると変わる
もうひとつの分岐点が、子供が産まれてからの夫婦関係。
ふたりの結婚生活まで順調だったのに子供産まれてから、というのもよく聞く話。
赤ちゃんが産まれたその日から、妻は子ばかりに目が向くし、お世話に夢中になる。それも赤ちゃんを守ろうとする自然なことなんだけれど。
夫の方は相手にされず、自分のことを見てもらえず、寂しさを感じるのだろう。
拒否されたように感じたことがある、と夫から言われたことがある。
だから、他のことで気分転換したり、仕事を頑張るんだけろうれど、結局どこか満たされない心だけが残ることになる。
■夫婦ってそういうものなの?
夫婦は分かり合えない、冷め切っている、会話なんてしない、挨拶くらいかな、何年も手を繋いでいない・・・など、夫婦の数だけ色々ある。
「夫婦関係ってそういうもんでしょ」と、ある人の言葉を聞いた時、私は悲しさを感じていた。
本当にそういうもんなのかなー、と
ざわざわしたから。
「本当にそれでいいの?」
「あなたの人生、本当にそれでいいの?」
と伝えたくなった。
■世界平和は「家庭平和」から
世界平和のためにできることですか?
家に帰って家族を愛してあげてください
マザー・テレサ
良好な夫婦関係は「家族関係」に影響する。それは「子育て」に影響する。
子供への接し方ひとつ、言葉掛けひとつも変わる。子育ての悩みも、深刻ではなくなるし、悩みが悩みでなくなる。
良好な夫婦関係は「自分自身の心の状態」に影響を与える。
その心の状態は普段の「仕事」にも影響を与える。
そして、自分と関わる「すべての人」へ影響を与えている。
「愛のエネルギー」は身近な場所で生まれ、それは自然と伝染していく。
お陰さまで、私たちの夫婦関係は良好です。
人に伝えるのは恥ずかしい気持ちもあったけど、今は自信持って伝えられるようになった。 なぜなら、そうであることの意味は、とても奥深いものだから。
愛し合っているし、それをお互いに感じている。認め合い、支え合い、成長しあっている。その“違いをもたらす違い”は何だろうと思った。
⚫︎なぜ、私たちは愛し合うことができているのだろうか?
⚫︎私たちは、どういう努力を積み重ねてきたのだろうか?
それをまた、別の投稿で記したいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!