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こども起業家教育の学者が教える!将来、活躍するこどもの育て方
「起業家」=「世の中に新しい価値をもたらす人」=「これからの社会で活躍する人」
法政大学でアントレプレナーシップを研究しています姜理惠(かんりえ)と申します。わたしは日本の大学では唯一、小中学生の起業家教育を専門に研究しており、各地でお子さん向けの起業家教育に取りくみ、研究しています。
こども起業家教育には、数は多くありませんが、熱心に取り組まれている企業さんが幾つかございます。
わたしは研究者の立場から、「起業家」=「世の中に新しい価値をもたらす人」=「これからの社会で活躍する人」という定義づけをした上で、起業家的な活躍をするお子さんの育て方について、お子さんをお育て中の皆様と一緒に考えていきたいと思いこのポストを投稿いたします。
と申しますのも、実は私自身はこどもがいないんです。
なので、ぜひ、実際の親御さんと意見を交わしながら、研究と実践を深めていきたいと思い、noteを書くことにしました。
日本の仕事の49%が人工知能に取って代わられる!という衝撃の試算を野村総研とオックスフォードの共同調査が発表したのが2015年。
まさか〜という感じでしたが、約10年経って、「もっとじゃない!?」という感じになってきました。
2040年の働き方を予想する
2040年の社会についてはさまざまな予測があります。
ぜひ検索してみていただければと思いますが、それらを総合すると、2040年の働き方としては
自律的な働き方や意思決定を担う層と、言われたことをそのままやるだけの層の二極分化がさらに拡大
業務がさらに複雑化するので、高学歴・専門職への需要が高まる
新しい価値、仕組みを生み出せる人材のみが経営層となり、従前のただ管理を行うだけの人材は不要となる
ということを予想しています。これらの働き方を実現できるチカラを身につけたお子さんが、2040年の社会で活躍なさるのではないかと私は考えております。
2040年のワーキングパーソンに必要な能力
すなわち、
自律心
高度な学力(大学院進学を前提に学費を用意された方がいいと思います)
創造的成果を得るための、適切なリスクテイキング能力
そしてGRID(やりとげるチカラ)
がこれまで以上に重要になってくるのではないでしょうか。
次回以降、これらを裏付ける先行研究や私どもの実践、研究についてお話ししたいと思います。