法政大学院アントレプレナーシップ研究室による社会人博士後期課程の受験案内 共にアントレプレナーシップの謎を旅する仲間を求めます
私ども、法政大学大学院デザイン工学研究科システムデザイン専攻アントレプレナーシップデザイン研究室(教授 姜理惠)には、現在7名の社会人学生が所属し、博士学位取得を目指しております。
本稿では、社会人で博士課程進学をお考えの方に、当研究室の案内をさせていただきます。
法政大学大学院デザイン工学研究科システムデザイン専攻の博士後期課程のアピールポイント
まず法政大学大学院デザイン工学研究科システムデザイン専攻の博士後期課程の利点ですが
キャンパスが市ヶ谷で通いやすい
ゼミや指導は土日か夜間です実質の学費が国公立並み(当初学費を納入後、奨学金や研究補助金など支援が手厚い)
受講コマ数が少なく(2コマ)、スケジュールも教員とのすり合わせのため、社会人に都合が良い
総合大学のため図書館、学術資料などが大変充実しており、研究環境が良い
などがあるように思います。
普段の指導は
研究室ゼミは月一回、だいたい土曜日。
新入生の間は、研究手法のゼミが追加されますが、それはスケジュール調整の上です。
それに加えて、個別の相談をしながら論文執筆を進めます。
教員は基本的に土日も出勤していますので、週末の研究で学位取得を目指せます。
当研究室 アントレプレナーシップデザイン研究室(教授 姜理惠)の特徴
次いで私ども、アントレプレナーシップデザイン研究室(教授 姜理惠)ですが、研究テーマは「創造的経営」。ビジネスとクリエイティビティにまつわる全てを守備範囲にしております。
この「創造的経営」というネーミングは長年の共同研究者である、久留米大学の川路崇博教授がつけてくださいました。とても気に入って使わせていただいております。
これまで、様々なテーマの研究を扱ってまいりました。
たとえば……
地域経済とナレッジスピルオーバー
起業家教育従事者についての研究
アクションラーニングがキャリアに与える影響
アカデミックアントレプレナーシップについての研究
起業家とファミリーバックグラウンドの研究
などなどです。
手前味噌なのですが、当研究室のアピールポイントを恥ずかしながらまとめてみました。
院生の皆さんが仲が良い
これはもう、絶対誇れると思います。「仕事以外にこんな仲間ができてよかった」と何度か言ってくださったことがあって、それを聞いて私としても本当に嬉しく思いました。立場や年齢、経歴を超えて、博士学位を目指す仲間という連帯感が心地よいサークルになっているように思います。
皆さん勉強熱心 どなたも学位が取れそう
どこの研究室でも「いるだけ」の学生さんがおられると思います。いまのところ当研究室におられる方は全員学位が取れそうです。これは学生さんの努力が一番なのですが、研究指導が厳しいということでもあると思います。それについていけない場合は、難しいでしょう。
落ちこぼれにくいシステムができている
まさに「システムデザイン専攻」の本領発揮なのですが、落ちこぼれにくい仕組みができているように思います。その時期その時期に何をするか、どの学会に参加するかなど、だいたい決まっていて、みんなそれに向けて準備するので、流れに乗っているだけで業績が溜まっていくシステムが、いつの間に出来ていました。
働きながら博士学位を取得するのは、なかなかハードですが、
指導教員の姜自身が経験者でもありますので、
そこは理解をしながら進めていけるように思います。
大学教員の輩出実績
ついで進学の動機ですが
1)これまでのキャリアや職務経験を元に、博士論文にチャレンジしたい
2)大学教員にチャレンジしたい
というのが2大動機だと思います。
これまで当研究室院生からは、5名の方が大学教員になられました。
修了生の数(約20名)に比すると多い方ではないかと思います。
これからもキャリアについてもご支援を進めますが、もちろんみなさまのご努力が前提です。
受験情報
受験の詳細については下記リンクをご覧ください。
志望される方の望ましい条件
受験前には必ず、教員との面談とゼミ見学をしていただいております。
まずは下記リンクより面談のご相談連絡をお願いいたします。
教員からお願いしたい望ましい受験者の条件を申し上げます。
第一に英語ができること。特に読み書きですね。これは最低限TOEIC700点レベルは必要だと思います。それ以下ではついて行くのが難しいようです。
会話は何とかなりますが、読み書きができないようでは研究が進みません。マネジメント分野は英語の論文が読めないと、研究ができません。
学位取得の条件に、国際会議での研究発表があります。これは練習でなんとかなりますが、普段の研究には読み書きの基礎能力が必要です。
次に他責思考でないこと。博士論文執筆は、「先送りたい気持ち」との戦いです。締め切りが近づくたび、今回諦めて次に出そうか、と毎回思うものです。それを鼓舞して、締め切りに間に合わせて、業績を積み上げて、博士学位にたどり着くよう導くのが指導教官の仕事でもあります。
当研究室では、年一本の論文、年一回の発表をノルマのように目標にしています(入学当初は除く)。とても厳しい目標ですが、これでやっと3年で博論に辿り着くかどうかという基準なんです。
書けないこと、研究が進まないことを、誰かのせいにするような方はお引き受けできません。そもそも博士論文を書くと決めたのはご自分です。
博論を書くという山は、大きな大きな山です。一緒に登る覚悟をした方とご一緒したいと思っていますので、腹を括って来ていただきたいと思っています。
最後に、新しい発見を目指されること。博士論文では新規性が必須です。新しいことを見つけるのは、なかなか難しく、困難です。私はアントレプレナーなので、誰もやってないことをやるのが大好きで、その困難が楽しくて仕方ありません。
実践的アントレプレナーシップ研究拠点として
現在私どもの研究室は、研究員、博士課程、修士、学部生、スタッフなど含めて、約30名が集う大所帯になってきました。
私たちは「実践的アントレプレナーシップ研究拠点」と名乗っています。全ての研究に実践が伴い、そこからのデータで研究することを基本としているからです。
韓国、マレーシア、中国など海外の有力大学とのネットワークも発展して、ますます忙しくなってきました。
アントレプレナーシップ研究や、実践者への社会的要請は高まるばかりです。
もし少しでも関心をお持ちいただけたら、一度お話しできたらと思います。上記問い合わせフォームよりご連絡くだされば幸いです。
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