インド滞在記-帰国編- 体調不良を分析
こんにちは。
あーゆるNurseのRieです。
こちらの記事は、音声配信『Soothing Radio』と連動しています。
音声は、各種Podcast、Stand.fmからお聴きいただけます。
種子島に帰ってきました。インドは冬でしたが気温30度を超えていたので私の体にとっては夏!帰国日の種子島は10度を切っていて、とても寒かったです。
夏仕様の体に突然冷蔵庫のような環境となると、なかなか辛いものがあります。
案の定、旅疲れと共に体の調子は本調子ではなく、数日間大人しくしていました。今回はこの体調についてアーユルヴェーダ目線から自己分析していきます♪
その前に、インドから日本への帰国のあれこれをお話しします。
帰国前のPCR検査、visit Japanの登録
さて、2023年2月現在では、日本入国には72時間以内に採取したPCRテストの陰性証明が必要でした。インドで、どこれやればいいのか…ホテルの人に相談すると、すぐに手配してクリニックを案内してくれました。300ルピーでした!
結果もすぐスマホに届くし、安い。
日本のコロナビジネスが嫌になりますね。
帰りの航空会社でチェックインする時に、スマホの画面を見せて手続きはOKでした。
日本に入国の際には、事前に登録したvisit Japan の画面を見せると手続きがスムーズです。滞在先、滞在日数、PCR検査結果の提出などオンライン上で行えます。税関係もそれでOKでした。
これから海外に行く方、帰って来られる方は登録すると楽です。
成田空港の場合は、飛行機から降りて少し歩くと空港職員が画面をチェックするために待っているので、ファストトラック画面(カラー)がわかるようにスクショするか、画面を開いておくと早いです。
帰りのスリランカ航空での機内では、マスク着用は特に強制されないので、つける人もいばつけない人もいるという感じでした。空港も同様に。
日本の空港についてからは、マスクマスク。
インドで一度もマスクをつけなかったので、まずこのギャップにちょっと悲しくなっていました。
Instagramの写真を見ていた方はご存知かもしれませんが、インドではほとんどマスクをつけている人はいませんでした(つけている人もいたが、コロナのためか、空気汚染のためかはわかりません)。
このマスク感が一番日本に帰ってきたのを感じた部分でした!
あとは、トイレがきれいなこと、室内、床などが綺麗なことがやっぱり日本て綺麗だなぁと思いました。(インドが汚いよいうより、全体的に雑でみんな気にしない感じ)
さて本題へ
謎の体調不良を分析①
どんな症状なのか。
帰国のためのフライトスケジュールは、
①インドのコチ国際空港(1時間半のフライト)→
②スリランカのバンダラナイケ空港で8時間の待ち時間→12時間のフライト
③日本 成田空港で4時間の待ち時間→
④鹿児島空港 1時間待ち→2時間のフライト
⑤種子島へ 1時間のフライト
30時間以上かけて、5本のフライトを経て帰宅しました。
横になって休めていないこと、睡眠不足、寒暖差で疲労困憊です。
・消化不良
・下痢
・頭痛
・倦怠感
・眠気
・腹部の鈍痛
・やる気が出ない
・とにかくしんどい
以上。
実はこの症状は4〜5日続きました。
最後まで残ったのは消化不良です。
ざっくりまとめると、ヴァータの強い乱れ、カパの乱れ、そして内側のピタの排出といった感じでしょうか。
体調不良を分析②
日本からインドに行ったのは1月半ば。
寒いところから暑いところへ。
最初に言ったアンボリは山の上だったので、比較的朝晩は肌寒かったです。
そのような場所から徐々に体を慣らすことができたので、体は楽でした。
2月のケララ州は、気温35度を超えており、日差しが強く日中は直射日光を避けたほうがいいくらい太陽の力が強い。日本で言うと夏のような暑さでした。
南インドはココナッツベースの食べ物が多いです。スパイスの効いた食べ物ももちろんありますが、上手にクーリングできるようになっているように思います。
食べ物も含めて内側から体は暑さの強いインドモードに。
留学していた病院で、トリートメントを受けていたのもあり、さらにインドの体に適応していたと思います。
帰国前の1週間は一人旅でした。病院の健康的な食事ではなくなり、外食中心になりました。ヘルシーなこともあれば、びっくりするくらい辛いカレーにあたる事もあり。(病院で安心ヘルシーな食事を食べていたことにとても感謝しました)
ローカル食堂でご飯を食べるときは、一人前のプレートの量がちょうどよかったですが、レストランで食べるとなると、大体2人分くらいの量で出てくるので食べ過ぎたり、1品をひたすら食べたりと、バランスが悪い。(美味しいのだけど、一人旅の悲しいところ)。
この辺りから、消化力は落ちていたのかもしれません。
とどめ(笑)
最終日のお昼に食べたカレーは激辛で食べられなかった。何口か食べたけど胃が燃えるように熱くなってきたので、申し訳ないけどチャパティにつけて食べられる分だけにして残した。
そして、
最後の夜に食べたのは、ちょっといいホテルのレストランのカレー。味が濃いのと、油が濃いので帰宅後から吐き気が…せっかくの最後のディナー、吐くのはもったいない!と悲しみつつ(翌朝からのフライトのことを考えて吐きました)
インドでの生活で
・気候によるピッタの乱れ
・過剰スパイスによるピッタの乱れ
→消化力(アグニ)の乱れ、低下
フライトで
長時間移動、長距離の移動、睡眠不足によるヴァータの乱れ
季節の変化
夏から冬へ。カパ、ヴァータの乱れ
大陸のエネルギーの違い(私の感覚)
インドはとても大きな大陸。パワフルで陽のエネルギーが強い。
日本は小さな島国。インドと比べると陰のエネルギーが強い。
・消化不良
ここは複雑ですが、メインはヴァータの乱れからくるヴィシャマアグニ。カパの乱れも伴って低下傾向。
・下痢
これもヴァータの乱れだと思いますが、過剰なピッタを排出している部分もあるのかもしれません。
・頭痛
これは帰宅日で治ったので、移動疲れによるヴァータの影響
・倦怠感・眠気、やる気が出ない、とにかくしんどい
寒さ、体の中の冷性が高まりヴァータ、カパ乱れ
ココナッツベース、そしてインド食材が夏に対応していると言うことは、熱をとる性質の食べ物が多い分、帰国後の冷性の乱れが大きくなったのかもしれない。
・腹部の鈍痛
ヴァータの乱れですよね。お腹の調子がわるい、腸の動きはとても不規則、すごく負担がかかっている。
そして、腸の乱れは心の乱れへ。腸内環境と精神面は大きく関連しています。アーユルヴェーダの目線から考えてもそうですが、この腸のコンディションでは、メンタルも安定しません。
対応
結果的にトリドーシャ乱れ、特に大きくはヴァータ、カパの乱れと捉えています。急な季節や大陸の違いとなると、すぐに治すのは無理だろうと判断していました。
まずは睡眠、じっと休むこと。
温かいものを飲むこと。
無理に食べないこと。
無理をしないこと。
メインはヴァータにアプローチします。全てのドーシャを動かすのはヴァータ。
この辺りを大切にしながら過ごし
・食べ物で言うと、味噌汁、米など消化に優しいものを心がける。
生姜、黒胡椒使う
・お風呂は無理しない(寒暖差があるので疲れる)。
・アビヤンガは元気になってから(ヴァータの乱れにはアビヤンガ!と思いますが、まずは休息から。少し元気になった頃から始めるのが○ まず気力がなかったのでそうなりました)
5日目にしてやっと調子が戻ってきました。
それにしても、今回の旅づかれはなかなか体がきつかったです。
1ヶ月半の疲れを1日で取れないのは仕方ないですね。
若ければ、気力でどうにかできたかもしれないけど、
エネルギーの視点から分析してみると、自然に体を慣らす必要性と、それをサポートする視点、が大事なのかなと思います。
そして、種子島の私の住む家はとにかく寒いんです…。
正直大阪の実家のマンションの方が温かかった。
まとめ
ただの旅疲れ、と言ってしまえばそれまでですが、私たちはこの肉体とそれを取り巻く環境とバランスをとって生きています。空気、水、食べ物、いろんなものから影響を受けていると考えると、今回のこの症状はとても理にかなっています。
今回は、対策をうてたかというと難しかったかもしれません。
この経験を次に活かすとすれば…ヴァータの乱れを最小限にすること。
冷えから体を守ること、などでしょうか。
あとは空港でコーヒーを飲まない(今回は眠気覚ましで大体コーヒー飲んでました)できるだけ消化に優しいものを食べる…などですかね。
私の例を参考に、みなさんお気をつけください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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