新しい箱根と出会えた旅
旅とは、いつもと異なる非日常の体験ができる。
旅を通して、日常生活に戻ったときに、いつもと異なるライフスタイルを手にすることができたら、旅の途中で災難が起こったとしても、それは良い旅なのかもしれない。
3月に行った箱根ひとり旅では、そんなことを考えた。
朝から天気があやしく、いつ雨が降ってもおかしくない曇り空だった。
箱根で最初に向かったのは、観光スポットとしても有名な大涌谷。
ロープウェイを降りて、タマゴの腐った匂い。
温泉好きにはたまらない硫黄の匂いが体に染みついて、活気が満ちている自分がいた。
幼い頃に来たことが1度あったが、明らかに足を踏み入れることができる場所が限られていた。
そして、外国人の観光客で賑わっていた。その光景を見て、言葉にできないが高揚感がフツフツと湧いてきた。
その後、強羅駅へ戻り宿泊先のホテルインディゴ箱根強羅へ向かった。
朝早くから東京から箱根まででてきて、慣れない土地、いつ天気が悪くなるか分からない中、大涌谷に行ったので体が消耗していた。
だけれど...一瞬で疲れた私の目に入った光景に興奮した。新たな箱根を体感させてくれるホテルだった。箱根のイメージが変わっていった。
エントランスに入った瞬間、箱根伝統の寄木細工のインテリアが目に入ってきた。
インターコンチネンタルグループということもあり、ラグジュアリーな雰囲気を残しつつ、ホテルマンの制服はジーンズと親しみやすさもある。
そんな期待の中、客室に入る。
オレンジとグリーンのポップなインテリア。
ベッドボードアートは、昔の強羅の街並み。
伝統を残しつつも、トレンドを意識していて、
もっと箱根を知りつくしたい、箱根を旅したくなる。
ホテルインディゴのブランドコンセプトは
ネイバーフッドストーリー
その土地でしか味わえない地元の魅力。
このホテルでしか、表現することができない箱根を見た気がした。
客室にはプライベート温泉が完備されている。
箱根らしい古き良きといった重厚さとは正反対のアートでポップな温泉に入るのが楽しくなる温泉だった。
露天風呂で見られる自然豊かな景色は見ることはできなかったが、十分に楽しむことができた。
温泉の効能は、塩化物泉と硫酸塩泉。
・塩の成分パック
・湯冷めしない
・肌の乾燥を防ぐ
・保湿効果
美容効果が抜群の温泉だった。
客室にあるため、すぐにベッドに入れて身体を冷やさずに、すぐに眠りにつくことができるのも嬉しかった。
温泉の効果を上げるためには、長い時間入ることよりも、1回の入浴時間は短く、何度も入ることなので、客室に温泉がついているのは移動時間や準備なども含めて便利だった。
雨が土砂降りの滞在のため、残念ながらレストランのテラス席でのディナーは断念した。
私はこの箱根旅行を機会に、英会話を始めることにした。
箱根(特に大涌谷)の外国人観光客の多さ
そして、外資系のホテルに宿泊したことで箱根の世界観、箱根の魅力というより日本の魅力をもっと外国人に伝えたい。
片言の英語ではなく、もっと話せるようになって、せっかく日本に来た外国人に楽しんでもらいたいと思った。
日本が誇る観光スポットや、宿泊施設の景色を見に行きたい。旅をしたいと思った。
昔ながらの日本の文化ではなく、新しい日本の文化が根付いている気がしている気がする。
旅できる時間は限られている。
大切な時間、貴重な体験を積み重ねていきたい。