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人は、常に現時点で自分が可能だと思っている限りでベストを尽くしている

このタイトルは
私が学んだNLP(Neuro Linguistic Programming・神経言語プログラミング)の中の【前提】の一つです。

NLPとは、1970年初頭、
心理学部の生徒であり数学者だった
リチャード・バンドラーと
言語学の助教授ジョン・グリンダーによって
開発された
心理学であり、言語学であり、心理療法であり
【脳と心の取扱い説明書】です。

他者と接する時にかけるメガネが変わった

私はこの考え方を知った時に
ものすごく衝撃を受けるとともに
今まで他者を見る時に
かけていたメガネが
全く違うものに変わりました。

それまでは
自分が苦手な人や
あまり接した事のないタイプの人に対して

この人は正しい、間違っている
この人は私の味方だ、敵だ

という

「自分を守るための防御とジャッジのメガネ」

を無意識に使うことが
結構多かったと思うのですが

この前提を知ったことで

どの人も
その人がしてきた経験
その人の知っている知識
その人が持っているスキル
その人が信じている考え
その人が生きている世界の中で
その時にできるものを総動員して
精一杯やっているんだ

「他者をフラットに見るメガネ」

というツールを
新しく手に入れたようなインパクトでした。

人生に何度も苦手な人が出現する理由


先生
友達
恋人
会社の上司
仕事の同僚
仕事のお客さん(クライアント)

誰でも、自分の人生の中に
「この人苦手だわ・・・」
って思う人って現れると思うんです。

その人と距離を取ったり
離れたとしても

また別の場所で苦手な人が現れる。

こういう事ってありませんか?

私はありました。

暴力を振るわれたり
ハラスメントを受けたり
犯罪行為に近いことをされたり

であれば
今すぐに距離を取っていいと思います。
まずは距離を置くことが大事です。
身の安全が第一。

ですが
そのレベルではないけれども
どうも苦手だなぁ
モヤモヤするなぁ

と感じる相手が
何度も現れる場合。

その場合は

こういう人は私の周りに現れないでほしい
こういう人は苦手
こういう人は嫌い

という思いが
潜在意識に深く入ってしまっている
可能性があります。

脳(意識)は
否定語を理解できないのです。

「こういう人が現れないでほしい」
という否定語を
「こういう人が現れてほしい」
という肯定語として
捉えてしまいます。

そして
脳(意識)は
フォーカスしたものが拡大する
という特性があります。

「これは嫌・苦手」
「こういう人は現れないでほしい」

という意識でいることで

かえって
「こういう人が現れる」という現実を
無意識レベルで
引き寄せてしまうということが
起こります。

好きにならなくていい。好きでも嫌いでもない状態にする。

ではどうしたらいいのか。

自分の中に他者に対する否定がなくなると
脳(意識)はそこにフォーカスしなくなります。

「どうでもいい」
とか
「どっちでもいい」

というような
執着のない状態。

フラット、ニュートラルな状態。

こうなると
脳(意識)は
そこにフォーカスしなくなります。

仮に
かつては自分が苦手だったタイプの人が
身近に現れたとしても
そもそも
あまり気にならなくなります。
(すごい!)


となると

嫌いな人を好きにならないといけないのか
あんな嫌な事をされたのに
それを許さないといけないのか

とゲンナリする気持ちがある方。

よくわかります。
どうしても、好きになれない。
どうしても、許せない。

そういうこと、ありますよね・・・。

無理に好きにならなくても
無理に許さらなくても
いいと思うんです。

それが今の正直な自分の気持ちなのであれば
まずはその自分の気持ちを
ぎゅっと抱きしめてあげてください。

感情は
感じないように蓋をすればするほど
返って暴れる、巨大化する
と言う特性があります。

感じている感情は
否定せずに
しっかり感じてあげるて
「そう思っているんだね」と
受け止めてあげることが
とても大切。

私も
どうしても苦手で
どうしても許せない
そんな事がありました。

その時に

人は、常に現時点で自分が可能だと思っている限りでベストを尽くしている

という言葉が
私に魔法をかけてくれました。

あぁ、あれは、あの人の精一杯だったんだ

苦手だったあの人
ゆるせないあの人

あの人は

どんな環境で育ち
両親とはどのような関わりがあって
何が得意で苦手で
どのような兄弟関係で
どんなコンプレックスがあって
どんな努力をしてきて
どんな悩みがあって
どんな不安があって
どんな悲しみがあって
何を知っていて
何を知らなくて
どんな喜びがあって
どんな夢があって
どんな葛藤があって

あんなふるまいをしていたんだろう・・・?

もしかして

その人がしてきた経験
その人の知っている知識
その人が持っているスキル
その人が信じている考え
その人が生きている世界の中で
その時にできるものを総動員して
精一杯やっている

のかもしれない。

こう言ったら相手がどう思うか
それがわからないだけなのかもしれない

愛情の表現の仕方がわからなくて
きつい言い方しかできないのかもしれない

自信がないから
高圧的な態度を取って威嚇する方法で
相手をコントロールしたいのかもしれない

恥ずかしがり屋で
言葉にすることがどうしても苦手で
いつも言葉足らずなだけかもしれない

ただただ、
やり方を知らないだけかもしれない

そうやって
相手に思いを馳せてみると

ふわぁ・・・っと
気持ちが軽くなる感じがありました

「その人なりにベストを尽くしているんだな」

ということが
理屈ではなく
身体の中で
腑に落ちた感じがありました。

私の脳の中に強烈に残っていた
その人の記憶が

シュワシュワシュワー

と溶けて
透明になって

うすーくなっていくのを感じました。

フラットになる
ニュートラルになる

っていうのは
こういう感覚かぁ

と腹落ちしました。

そういえば、苦手な人がいなくなったな

最近、ふと、そう気づきました。

相性が悪いなとか
なんとなーく合わないなとかは

たまにありますが

「苦手」

みたいな感じがなくなりました。

誰かと小さなトラブルが起こったとしても

その人なりのベストを尽くしているんだ

と思えること

そして

私も私でベストを尽くしている

と思えることで

相手に対しても
自分に対しても

ふわっと柔らかく
変換し直して
捉え直しができるようになりました。

I'OK
You're OK
We're OK

この世界観が
私が大切にしたい世界観

これからも
自分なりに試行錯誤しながら
模索しながら
時に汗をかきもがきながらも
体現していきたいです^^

今日も読んでいただきありがとうございました♡

***
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