広報の常識を踊りで超える!– 心に響くメッセージの届け方
皆様、ごきげんよう♡
PRプロデューサーのRiEです。
今回の記事では、広報の固定概念を超えるような私自身の経験を通したお話です。
広報の世界は決められた世界なのか・・・?
広報の世界は、時に硬直しがちなルールに縛られがちです。
しかし、私が時に「踊るPRプロデューサー」として活動している理由は、そんな枠組みを軽やかに超えていきたいという想いからです。
広報といえば、プレスリリースや新聞広告、SNSでの情報発信が定番の手段として思い浮かぶかもしれません。しかし、本当に心を動かす広報とは、もっと自由で、もっとクリエイティブであるべきだと思うのです。
思い返すと、かつて私は大学の広報職員として、学生たちと一緒に一つの大胆なプロジェクトを立ち上げました。それが「踊る広報プロジェクト」、通称「フラッシュモブプロジェクト(FMP)」でした。
フラッシュモブについては皆さんご存知でしょうか?
日本では2013〜2015年ごろに流行ったプロポーズの際に使われるサプライズ手法として盛り上がりましたよね。
当時新しい学部ができることと、
学生たちが自主的に活躍できる活動の場所を作りたいという願いで立ち上げた学生団体「学生広報スタッフ」の発足5周年記念として、約7ヶ月間のプロジェクトを始動させました。
当時はまだフラッシュモブもyoutubeもまだまだ今ほど当たり前になっていない時代。
結婚式のサプライズ演出でしょ?
というイメージをどうやって大学広報に落とし込むことを考えました。
また団体発足5周年という記念行事とぶつけたので、メンバー間の結束や達成感についても神経を行き届けさせた記憶があります。
フラッシュモブで伝えたかったもの
当時、学生広報スタッフでは学生の自主性を一番に重んじていたので、複数のプロジェクトを都度立ち上げていましたが、プロジェクトメンバーになるかどうかは学生の選択に任せていました。
このフラッシュモブプロジェクトは実際に
統括メンバー
ダンスを中心としたメンバー
撮影を中心としたメンバー
サポートメンバー
に分かれて活動していました。
「フラッシュモブを文化祭でやるよ!」というアイデアの一声は私が出しましたが、とはいえ本当にやるのかやらないのかを決めるのは学生次第。
結局、「フラッシュモブ」ってなんだか分からないけど「面白そうだからする!」ということで決行。
まずはテーマを決め、広報メッセージに合わせて楽曲とダンスを選び、学生たちが主体となって企画から実行までを進めました。
学生たちが選んだテーマは「Change」
広報といえば、文化系・・・といった固定概念をふっ飛ばしたいとそう言い始めました。
女子大でしたので、世間的な「女子大」というイメージを払拭したいという想いも強かったのだと思います。
本番に向けて2泊3日の広報合宿をしたりと思い出深い準備期間だったように思います。
フラッシュモブで伝えたかったもの
私が最も印象に残っているのは、フラッシュモブの当日、何も知らない通行人の顔に浮かぶ驚きと笑顔でした。思わず手をたたき、足を踏み鳴らす姿を見た瞬間、私は確信しました。「これこそが、本当に伝わる広報だ」と。
動画撮影と編集もすべて学生が行い、完成した映像をYouTubeに公開しました。当時としては、非常に斬新な展開でした。視聴回数が増えるたびに、広報の自由度と可能性を感じました。
ぜひ、ご覧いただけたらうれしいです。
本番の動画
メイキング
広報の未来は自由な「踊り場」にある
この経験を通して感じたのは、広報の媒体や方法にもっと自由度があってもいいのではないか、ということです。
もちろん、従来の手法も大切ですが、それだけでは不十分です。情報が溢れるこの時代、私たちは「受け手の心に響くか」を常に考え、柔軟でユニークな手法を追求する必要があります。
「踊るPRプロデューサー」として、私は今後も新しい手法やアイディアを提案し続けたいと思います。
広報とは、単に情報を伝えるだけでなく、感情を動かし、人々をつなげる力を持っています。まるで、一瞬のパフォーマンスがその場の空気を変えるように。
これからも、私はこの「踊る広報」の精神で、新しいメディアや方法を開拓し続けたいです。広報の世界にはまだまだ無限の可能性が広がっているのですから。
広報活動の未来を創るために、時には「踊る」ような自由な発想を取り入れてみるのも良いかもしれません。ぜひ、自分だけの広報の「踊り場」を見つけてくださいね!