観察力が未来を切り開く〜広報担当者の成功の鍵〜
皆様、ごきげんよう♡
PRプロデューサーのRiEです。
今回は観察力のお話です。
広報担当者にとって、観察するということは空気のような存在と言えます。どういうことかと言うと、普段は意識されることが少なくても、その影響力は計り知れないという点でです。
街角の広告、流行のファッション、電車の窓から見える景色、誰かの口元に浮かぶ微笑みといった表情——そのすべてが、広報活動の材料となります。
観察の力が生む未来の可能性
「観察力」は広報担当者が持つべき最大の武器となり得ます。
観察は、ただ物事を見ているだけではありません。
背後にあるストーリーや人々の感情、時には無言のメッセージを感じ取る力です。
例えば、あるカフェで新商品の告知ポスターを見かけたとします。
デザインや文字はもちろんのことですが、それよりも人々がその前を通り過ぎる時の反応に注目してみましょう。
スマホに視線を落としたまま素通りする人が多いなら、訴求力が不足しているかもしれません。一方で、立ち止まって写真を撮る人がいれば、そのビジュアルやキャッチコピーに何か特別な要素があるということです。
人々の反応はもとより、自分自身がどう反応するかを観察することもいい方法ですね。
私は普段から自分の目に留まるもの、自分の歩む足を止めたモノを写真に残すことにしています。
観察対象は身近にある宝物
では、どんなものを観察するといいのか?
観察の対象はどこにでもあります。
例えば、SNSのフィードをスクロールしているとき、誰がどのような投稿に「いいね」を押しているのかを観察するだけで、現在の流行や関心事が見えてきます。
メイクアップアーティストのアカウントを見れば、どんなメイクスタイルが注目されているかを察知できます。ここでの観察力があれば、次の広報戦略のヒントを得ることができます。
さらに、日常生活の中でも重要な発見があります。
例えば、電車の中で周りの乗客を観察してみてください。雑誌を読む人、スマホで動画を観る人、イヤホンをしてリラックスしている人。こうした行動から、ターゲット層が普段どのような情報に触れているのか、彼らに刺さるPR方法も見えてきます。
見逃しがちな一瞬が広報戦略を変える
見逃しがちな小さな変化を見つけ出す力も大切です。
季節の変わり目に街の装飾が少しずつ変わっていく瞬間や、商品棚に並ぶ新しいパッケージの移り変わり。それらが、時代の流れを示すサインであり、次に広報すべきメッセージを導き出す手がかりになります。
また、どういったメッセージの時にどんなフォントが使われているのか、文字の大きさはどうか、そのメッセージは誰に向けられたものなのか、それにはどんな色が配色されているのか、画像の大きさは・・・そういったことも情報の一つとして取り入れておくといいですね。
観察することで得られる情報は単なるデータではなく、人々の心を動かす力を持っています。広報担当者にとって、観察は未来を創り出すための第一歩。
目の前にある一瞬一瞬を見逃さず、ヒントして生かしてみてくださいね。