広報の真髄は「相手の立場に立つこと」
皆様、ごきげんよう♡
PRプロデューサーのRiEです。
今日は少し私のお話です。
私は今年で広報歴16年に突入しました。
大学広報を12年、その後独立して4年。
独立してからは中小企業の広報担当や、個人起業家さんの広報、
PR視点を取り入れた起業講座やマインドセット講座などを展開してきました。
広報の仕事をしていると、時折、迷子になったような気持ちになることがあります。
自分が発信するメッセージが本当に相手に届いているのか、それとも単なる一方通行の声になってしまっているのか・・・
その答えを見つけるために、私は一つの原則を心に決めています。
それは「相手の立場に立って物事を見ること」です。
「相手の立場に立つ」とは、クライアントさんの夢や悩み、希望や恐れを深く理解し、その視点からアプローチすることです。
彼らが何を求めているのか、何を恐れているのかを知ることで、私は初めて彼らにとって最適な広報戦略を提案することができると思っています。
それは単に情報を伝えるのではなく、彼らの物語を、彼らが伝えたい形で、多くの人に届ける手助けをすることです。
確かにメディアリストやメディア掲載獲得件数も大事です。
でもそれ以前に、クライアントさんの想いとすれ違っていては、広報担当者として「一体何を誰に伝えたいというの?」と疑問が浮かびます。
クライアントとが大切にしているメッセージを消費者や社会にどう伝えるか、常に考えているのです。そして、ただ伝えるだけでなく、相手の気持ちになって、そのメッセージが心に響くようにすることが求められるのです。
広報とは、一方通行の通信ではありません。相手の反応や感情を大切にし、その中で最適なコミュニケーション方法を見つけていくことです。
たとえ最初の一歩が小さくても、相手の立場に立つことで、その一歩は次第に大きなステップとなり、やがては道を開いていくものだと信じています。
相手の立場に立って物事を見る。
このシンプルな原則こそが、広報担当者としての私が最も大切にしているものです。
関わる人全て。
相手の立場に立つ。
それはすぐにできることではありません。
日々の小さな観察から始まるのだと、私は思います。
そして、相手への敬意がないと築くこともできません。
通りを行き交う人々、道を急ぐビジネスマン、手をつなぐ親子、犬を散歩する老夫婦…それぞれが異なるストーリーを持ち、異なる視点で世界を見ています。
私はクライアントさんの声に寄り添い、言葉を選び、彼らのそれぞれの物語を磨き世界に届けるお手伝いを続けています。
日々の生活の中で「相手の立場に立つ」ことを少し意識してみてください。新しい発見と、より深い理解の扉を開く鍵になるかもしれません。