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決めつけない力が生む奇跡

皆様、ごきげんよう♡
PRプロデューサーのRiEです。

現代社会において、日々情報の洪水の中でどの情報を伝えるべきかを選択し、どのように届けるかを考えることは、広報担当者にとっては、まるで宝探しのような作業です。

しかし、宝物を見つけるための地図を持っていても、固定観念に縛られてしまうと、その宝物を見落としてしまうことがあります。広報の現場で大切なスキルの一つが「決めつけない力」なのではないかと思っています。

この力があれば、思わぬ成功や奇跡を生むことができます。

なぜ決めつけない力が重要なのか

広報の仕事では、日々異なる情報や人々と接する中で、相手の意図や状況を正確に把握する必要があります。固定概念で決めつけてしまうと、相手の本当のニーズや背景を見逃してしまうことが多々あります。

例えば、あるブランドのイベントが大きな注目を集めた時、当初はターゲットを「若い女性」と設定していました。しかし、調査を重ねる中で、実は「30代の男性」が隠れたファン層であることが判明しました。もし、初期設定に固執していれば、その層を取りこぼしていたかもしれません。決めつけずに柔軟に対応した結果、イベントは大成功を収めました。


柔軟な思考が生んだ成功事例とは

ある広報担当者が、地方の小さな企業の広報を担当されていました。
地元の特産品をPRするにあたり、彼は「地元の人々だけにアピールすれば良い」と考えていました。しかし、ある日ふと「この特産品は都会の人にも響くのでは?」と考え直し、SNSでのプロモーションを開始しました。その結果、都市部で瞬く間に話題となり、商品の売上は過去最高を記録しました。

また、私自身の経験でも、「このメディアはうちのこの話題には興味がない」と決めつけずに、アプローチを続けた結果、思わぬ形で大手メディアに取り上げられたことがあります。メディアの記者と意見交換を重ねた結果、記事にもなり、当初予定していた記事の掲載ページ数よりも拡大して掲載されました。決めつけてしまっていたら、あの機会を逃していたかもしれません。

「決めつけない」とは固定概念に捉われないことだと私は考えています。

「前回もそうだったから今回もそうだろう」
「みんながこう言っているからこうだ」
など、実は無意識のうちに考えてしまっていう思考パターンのようにも思います。

どうしても私たちは「正解」を追い求めてしまいがちです。
「成功パターン」や「勝ちのテンプレート」など、世の中にはそういった情報も多く溢れていますよね。

決してそれが間違っているわけではありません。
成功しているのですから有益な情報ですし、参考にすることも大いに有効です。ただそのパターンが、「今自分の目の前にあるこの情報に本当に当てはまっているのか?」という視点は必要だと思います。


決めつけない力を養うためにできること

「決めつけない力」を養うには、まず自分の思考パターンに気づくことが重要です。

先述しましたが、「こうであるはずだ」と考えたとき、少し立ち止まって「本当にそうか?」と自問してみることです。

ちなみに私がこの「決めつけてしまいがちな思考パターン」に陥りそうになったときに問いかけるのは、、、

「いやいや、誰が決めたの? やってみなきゃ、分かんないでしょ」です笑

例えば、新しいアイデアが浮かんだ時に、今までの経験や固定観念に縛られず、周囲の人に意見を聞いたり、関連情報を調べること、そして挑戦していみること、そうすることでさらに視野を広げることができます。

広報担当者は情報の橋渡し役であり、その役割を全うするためには、常にフレッシュな視点と柔軟な思考が求められます。決めつけずに可能性を模索することで、思いもよらない場所に宝物を見つけることができますね。



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