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ポトフ、野菜ブイヨン、出汁スタンド
朝から苦手なことを色々と終わらせた。
風が冷たくて久しぶりに「さむ」という言葉を発した。
こんな日は何か温かくてほっとする料理を食べたい。帰り道、自転車を漕ぎながら冷蔵庫の中を思い出す。塩豚、キャベツ、じゃがいも、セロリ、白ネギ…ポトフだ。
本当にシンプルなポトフを作った。スープもたっぷりいただきたいので煮汁は多め、味付けは塩豚の塩気にほんの少しの酒と塩麹、ローズマリー。じゃがいもは塩豚の塩味と旨味を吸ってとろけるように甘くなって、玉ねぎもキャベツも白ネギもじんわりと優しい味で、スープはまるくて、包まれるようで心からありがとうと思った。自分にとって料理をすることは自分自身を癒す行為でもあると再確認した。
ポトフを食べながら思い出したことがある。
ドイツに住んでいたときに一緒に働いていた人が、スープの味見をした時にため息とともに漏らした一言は「深い…」だった。リアクションも含め、身体の中にに染み渡るといった感じだった。その時のスープは野菜だけでとった本当にシンプルなブイヨン。当たり前だけれどこの感覚は世界共通なのだなと思った。
以前友人と新しく店を始めるならどんな店にする?と言う話の中で私が出した案は「オフィス街で出汁スタンドをする」だった。ベースのお出汁にその時々の体調や気分に合わせてひとさじの調味料や薬味を追加して。もちろんひきたてのいい香りのお出汁。私が一人暮らしの会社員だったら一杯の出汁に救われることがあるとおもう。夏は冷やし葛湯かな。誰か妄想の続き一緒に話しましょ。
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