初めてスタバに連れて行ってくれたのは母だった
スターバックスの、47JIMOTOフラペチーノが発表されたと、同僚が教えてくれた。わたしは滅多に行くことがないのでノーマークだったけど、メニューを聞いているだけでワクワクしてきて思わずサイトを開いた。
だけど、そこで一番心を動かされたのは47通りのフレーバーよりこのフレーズ。
25年の感謝とともに
スターバックスは今年で日本に上陸して25周年なのだという。
初めてスタバを訪れたのは、まだそんなに店舗数もなかった頃。当時は高校生だったから、20年くらい前だろうか。
「青山に美味しいコーヒー屋さんができたから連れて行ってあげる。」
そう言ってスタバに連れて行ってくれたのは、渋谷にある保険会社でパート勤務をしていた母だった。
母は、渋谷や表参道界隈の情報を仕入れてはこちらに流してくれた。スタバもその一つで、社内で評判がよかったらしい。
初めてスタバに足を踏み入れた日はテスト休みの平日で、晴れた午後だったことはよく覚えている。
それまでセルフサービスのコーヒーショップといえばドトール。明らかに雰囲気もプライスも異なり、カルチャーショックを受けた。そしてコーヒーも、確かに美味しかった。
だけどそれよりも、こんなに素敵なお店を知っている母が誇らしかった。
専業主婦時代よりも垢抜けて、家にずっといるより断然いい。仕事のストレスはそれなりにあったようだけど、働くっていいなと心底思った。
わたしはずっと働き続けるぞ。
そんな決意をさせたのも母である。
スタバでお茶した後はベルコモンズに行き、セールになっていた薄いパープルのパンツを購入した。
これ以上ない、大満足のデートだった。
母との、そんな思い出のあるスタバだから、今回のご当地メニューは生まれ育った東京より、母の故郷である富山が気になる。
スイカ、美味しそう。
憧れの街への引っ越し資金とさせていただきます^^