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晴れたらいいね

テレビを処分して1年が過ぎた。

感情を無理に煽られたり、限定されたり。テレビは思考に余裕を与えてくれない。観ることでいつからかストレスを感じるようになった。であれば所有している意味がない。だからさよならした。

そんなわたしの情報源はラジオ。

テレビのようにテキストで訴えてくるものがない分、考える余白が生まれる。だからこちらは自由でいられる。ナビゲーターさんのポロリと溢れる本音、意味のない話も妙に心地いい。想像が掻き立てられる。

あと昔の歌が突然流れてくるのもいい。何の構えもないから一気にあの頃に引き戻されて、思わぬ自分と出会う。感情が揺さぶられる。

今朝は不意に「晴れたらいいね」が流れてきて、朝ドラ「ひらり」とその頃の友達との会話が鮮やかに蘇った。

それは一瞬の出来事で、劇的な何かも起きない。だけど今日という一日の過ごし方が少し変わる。それがラジオの魅力。

パッキリとしていないグラデーション好みのわたしは、ラジオとの相性がいいみたい。

オリンピックが近づくにつれ、テレビが少しだけ恋しいけどね……。

憧れの街への引っ越し資金とさせていただきます^^