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羽振りのいい妹との格差は広がっていく

2歳年下の妹は羽振りがいい

昨日もギョッとするお会計を「もらってるから」と、ささっと済ませてくれた

美味しかった、ありがとう

名目はひとつき越しのわたしの誕生祝いだったので素直に甘える

その一方で、ちょっぴりのやるせなさ

妹との経済格差はどんどん広がっていく

まるで太陽と月のよう

世の中の姉妹を見ているとそんな気がする

御多分に洩れずわたしたち姉妹もまるで違う

妹は親孝行者だ

3月29日生まれなのに、世に言う”早生まれハンデ”とは無縁だった、と母は言う

園児の頃から体も大きい

頭だってよかった

塾も家庭教師も必要としない

なのに成績は常にトップクラス

高校は第一志望校に進学。公立だから制服もなく金銭的負担は最小限

その後はこれまた第一志望の、帰国子女が集うことで有名な(本人は違うけど)私大を首席で卒業

ほんとすごいのよ


一方のわたしはといえば、親不孝者

同じく早生まれ

園児の頃から身長は前から数えた方が早く(今は160センチだからまあ大きい方だけど)、頭も別によくない

だから自ら親に申し出て小学生の頃から学習塾に通わせてもらった。中学生の時には家庭教師を付けてもらったのに高校受験は失敗。”私立”に進学したため、学費以外にも制服やら修学旅行やらお金がかかり、親には負担をかけた

大学は自己推薦で合格

聞こえはいいけど、一般入試対策として通っていた予備校には結局通う必要がなかったってこと

教育費を使わすだけ使わせた親不孝者


就職先も、パッきり別れた

大学のレベルも少なからず関係していたように思うけど

大手に入社しそのまま現在に至る妹

かたや、ベンチャー企業入社後、転職を繰り返すわたし

だから生活水準にもどんどん差が出てくる

顔も似ているし、同じ親から生まれたはずなんだけど

妹との経済格差は広がっていく

切ないけれど認めよう

だけど、ここでめげたり自分を卑下しない

好きなようにやってきた結果だから

悔しい思いはバネにする

そして思う

なんだかんだ言ってわたし妹のこと好きなんだわあ

憧れの街への引っ越し資金とさせていただきます^^