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フィールドアカデミー2024(京都PGM)中間発表イベントレポート

リディラバは、2024年8月から11月の3か月間を通して、「京都の地域課題」をテーマに、社会課題解決のプロセスを通した自律型人材の育成プログラム:フィールドアカデミーを開催しております。

今回は、10/21(金)に京都にて開催した、フィールドアカデミー中間発表の実施レポートをおまとめしましたので、その模様をお伝えします。


フィールドアカデミー2024@京都の簡単なご紹介

フィールドアカデミーとは、大企業のビジネスパーソンがチームを組み、社会課題解決のプロセスを通じて、自律型リーダーを育成するプログラムです。参加者は、全8日間延べ3か月のプログラム期間を通して、課題を自ら設定し、解決策の提言(+営業やPoC含む)まで実施します。

今回は、社会課題の現場として京都を拠点に活動するツナグムさんをプログラムパートナー・最終提言先にお迎えし、『ツナグムが向き合う、京都の課題解決』を目的として、参加者による新たな事業提案をサポートをしています。

中間発表の概要

中間発表は、全8日のプログラムの中でも、6日目に位置づけられたセッションです。参加者がこれまでの2ヵ月を通して築き上げた現時点のベストな提案を発表する場であり、11月に実施する最終提案に向けて提案の質を深化・加速させる、プログラムのターニングポイントとなっています。

【実施概要】
・時間:10月25日(金)10:00-13:30
・場所:【現地】QUESTION 7F Creative Commons
    【オンライン】Zoom
・テーマ:『地方都市・京都の課題』
・プログラムミッション
    :-先人の理念や思想を受け継ぎ、まちを支えていく-
     京都のプレイヤーをつないでコトを興す仕掛け人と共に、
     地域社会のこれからを模索する。
・現場:株式会社ツナグム(https://tunagum.com/)
・参加企業:8社14名
(トヨタ自動車、花王グループカスタマーマーケティング、NTT西日本、デンソー、アイシン、マネーフォワード、三五、TDCソフト)

本セッションは、参加者による提案の発表と、提案の受け手からの良質なフィードバックの2つに重きを置いています。

講評者には、最終提言先兼プログラムパートナーのツナグム代表田村 篤史さんだけでなく、弊社リディラバ代表の安部敏樹、ソーシャルインベストメントパートナーズ代表理事兼CEOの鈴木 栄さまの3名から、提言の質を高めていくための鋭いフィードバックをいただきました。

フィールドアカデミー2024(京都PGM)講評者

中間発表はどんな場なのか?

リディラバ石井より、参加者が向き合う京都の課題のブリーフィングからスタート。
その後、参加者14名から組成される4チームが、これまでの3か月を通して進めてきた課題と解決策を提案します。各チームがそれぞれ30分づつ(発表10分+講評者との対話10分)の持ち時間を使い、自分達が磨いてきた事業提案を講評者にぶつけます。

今回のフィールドアカデミーでは、4つのチームがフィールドワークやヒアリングを通して自ら定めた社会課題基づいて、それぞれ以下の課題設定と、解決策を提案しました:

  • 【Aチーム】京都洛西ニュータウンエリアにおける、子育て世帯向けのサポート

  • 【Bチーム】伝統工芸の継続的な利用機会創出

  • 【Cチーム】京都を舞台にした、ミドルシニア世代のライフキャリア拡大

  • 【Dチーム】卒業と共に首都圏へ流出してしまう京都の大学生の、京都への還流

参加者提案の一部

これら各チームの提案を受け、講評者3名から提案を土台にした対話を通して、「今の提言を、より実証可能にしていくためには何の視点が必要か」のフィードフォワードを頂戴しました。

提案の様子

発表終了後には、各講評者から総評という形で、参加者全体へのエールをいただいています。

リディラバ安部からは、「自分のアイディアに心から惚れ込むとき、事業は最も力強く推進される。その瞬間を大切にしてほしい。そには、ヒアリングが最もキーになる。ヒアリングにおいて、他者では引き出せないが、自分なら引き出せる・気付けるインサイトを得ることが、自分のアイディアに惚れることに繋がる。この力は、提案だけではなく、皆さんの人生において最も大きな力となる。」と、エールを送ります。

SIP鈴木栄さんより、『お客さんは誰なのか』『問題とニーズは何か』『どう応えるのか』『代替案に比べてどう優れているのか』『価格は適正か』『コストは意識できているか』これらの基本的な問いがあって初めてビジネスは前進する。情熱も大事だが、ビジネスの基礎を忘れないでほしい。ゆっくりと前に進んでいることを信じて、頑張ってください。」と、フォローアップをしました。

最後に、最終提言先であるツナグム田村さんからは「他二方の講評を聞いた中で、自分が東京でシェアハウスを運営している時に、京都移住計画の事業アイディアを閃いた、あのゾクゾクとした感覚を思い出した。人が減り、コミュニティが弱まる京都で、行政の支援を受けながら移住した人と検討する人を繋げる場を設けながら、採用や物件の紹介をすることの積み重ねが今のツナグムの事業になっている。今回の提案は、他のステークホルダーがやりたいこととツナグムがやりたいことを重ねて進めていくツナグムらしさへの理解を、多分に感じている。」と、最終提言への期待を頂き、本中間発表は幕を閉じました。

企業からのオブザーブは、現地/オンラインを合わせて20-30名ほどおり、盛況のうち閉会しました。特に現地は、オブザーブ企業同士や講評者とでネットワーキングが行われるなど、企業・立場を超えた交流が行われました。


以上が中間発表のレポートになります。
そして次回、11/21(木)には、本プログラムの総決算となる、最終発表を予定しています。

この最終発表では、多業種のリーダー人材からなるチームが発表する、京都の社会課題を解決する提案の最終発表を行い、 提案の採択を決定するものとなっております。
こちらは、リディラバの人材育成・社会課題の解決策提案のプログラムを間近でご覧いただける機会となっております。 本オブザーブは、ご希望に応じて【オンライン】【現地京都】のいずれかを選択の上、ご参加頂くことができます。

  • 研修を通した人材育成を模索されている人事のご担当者

  • 社会性を併せた新規事業に取り組まれる事業開発のご担当者

  • 組織が描く、次代の戦略に苦慮されている経営企画などのご担当者

  • その他、『社会課題』『人材育成』『越境』『提案』『地域課題』などのテーマにご関心のある皆さま

この機会に、是非オブザーブに参加してみませんか?

【実施概要】

・時間:11月21日(木)10:00-13:00(終了時間は目安)
   ※10:30から開始する中間発表に先立ち、
    ネットワーキング・事前の説明機会を設けます。
   ※途中入退室可
・場所:【現地】QUESTION 4F Community Steps
    【オンライン】Zoom(URLは申込後に送付します)
・参加企業:8社14名
(トヨタ自動車、花王グループカスタマーマーケティング、三五、
 NTT西日本、デンソー、アイシン、マネーフォワード、TDCソフト)
・テーマ:『地方都市・京都の課題』
・プログラムミッション:
 『-先人の理念や思想を受け継ぎ、まちを支えていく-
  京都のプレイヤーをつないでコトを興す仕掛け人と共に、
  地域社会のこれからを模索する。』
・PGMパートナー:株式会社ツナグム(https://tunagum.com/)
・参加費用:無料

本最終発表は、プログラム開始から3ヵ月を通して参加者が築き上げた提案を発表する、本プログラムの総決算ともいえるセッションです。

ご自身でも別部署でも、興味を持っていただけそうなご担当者さまがいらっしゃれば、 複数名でご参加頂いても構いません。ぜひご紹介ください。

尚、会場の都合上、現地オブザーブ参加者の上限を20名とさせて頂いております。 お申込みが上限に達した場合は、抽選とさせていただき、 後日事務局からの連絡を以て、参加確定とさせていただきます。


その他、オブザーブの参加有無に関わらず、リディラバにご相談が有りましたら、ぜひ以下フォームよりお問い合わせください。


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