性はタブーじゃない。問題を知って声をあげよう〜SRHR(性と生殖の社会課題)を学ぶ〜【公開インタビュー4選】
「性について、表立って議論するのにはためらいがある」
「モヤっとしていることはあるけど、なんだか声をあげにくい」
そう思っている人も多いのではないでしょうか?
社会問題を考えるみんなの部活動「#リディ部」ではそんなモヤモヤを解消するべく、性の社会問題にさまざまな視点から斬りこみました!
性はタブーじゃない。まずは問題を知り、そして声をあげていくことが大切です。
今回はSRHRに関する社会問題を「知る」入り口となる、過去の公開インタビューをまとめました。
※SRHR:Sexual and Reproductive Health and Rightsの略。「性と生殖の健康と権利」を意味する。
YouTubeで視聴できる回もありますよ!👀
社会問題を考えるみんなの部活動「リディ部」とは
「誰かの困りごとを、次の時代の手がかりに」を合言葉に、社会問題について学び合う、オンラインコミュニティです。
主に、毎週水~金曜日の夜におこなうライブ勉強会(公開インタビューなど)と、週末のオンライン自習室、Facebook非公開グループでのコミュニケーションを活動の中心としています。平日夜のライブ勉強会への参加が難しい方も、アーカイブ動画で学ぶことができます。詳しくはこちら💡
1. #緊急避妊薬を薬局で 《公開対談》えんみちゃん×あべとしき
【日時】2020年8月5日(水)20:00-21:30
【ゲスト】えんみちゃん(遠見才希子さん/産婦人科医)
えんみちゃん(遠見才希子さん) 産婦人科専門医/筑波大学大学院ヒューマン・ケア科学専攻社会精神保健学分野博士課程
2005年、医大生の頃から中学校や高校で性教育活動を行い全国700校以上で講演。書籍「ひとりじゃない」(ディスカヴァー21)、DVD教材「自分と相手を大切にするって?えんみちゃんからのメッセージ」(一般社団法人 日本家族計画協会)。2011年、聖マリアンナ医科大学卒業後、亀田総合病院、湘南藤沢徳洲会病院などで勤務。
避妊に失敗したとき、レイプされたとき、必要としている人が、必要な時に緊急避妊薬(アフターピル)にアクセスできる社会へ——。
早く服用するほど効果が高く、遅くとも72時間以内の服薬が必要にもかかわらず、医療機関での処方が必要とされています。「仕事や学校があって病院にいけない」「病院がお休み」ということも…。
「#緊急避妊薬を薬局で」のハッシュタグも広まり、こうした現状を変えて緊急避妊薬を薬局で買えるようにしようと声があがっています。
こうした活動に取り組む産婦人科医のえんみちゃん(遠見才希子さん)をゲストに迎え、問題の背景や現状を学びました!
参加者のみなさんからの感想も!
社会課題を「自分ごと」化することが社会課題解決において重要なプロセスですよね。
そして今、リディラバで #緊急避妊薬を薬局で の対談を聞いて思ったのは、男性としてというよりは親として考えた時に、やっと一気に自分事になってきた。親として子どものことは信頼もしてるけど、心配もあるし、子どもたちが生きていく社会を少しでも生きやすくしたいと思う。#リディ部 #緊急避妊薬
— 鈴木啓太@福祉 (@suzukingkeita00) August 5, 2020
📺こちらの対談のアーカイブは、YouTubeにてフルで公開中!!📺
えんみちゃん×あべとしきの対談から緊急避妊薬について学ぼう!
*アーカイブ動画視聴方法*
📺 YouTubeで視聴する!(チャンネル登録もぜひ!)
もしくは
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CAMPFIREページの「アクティビティ」もしくは限定Facebookグループの「アナウンス」から「▼ライブ勉強会アーカイブ動画」のURLをご確認ください。
2. なぜ加害者の同意が必要?中絶から考える社会問題
【日時】7月31日(金)20:00-21:30
【ゲスト】上谷さくらさん(弁護士)
上谷さくらさん (弁護士)
犯罪被害者支援弁護士フォーラム事務次長。第一東京弁護士会犯罪被害者に関する委員会副委員長。青山学院大学法科大学院実務家教員。福岡県出身。青山学院大学法学部卒。毎日新聞記者を経て、平成19年弁護士登録。保護司。
先ほど紹介した「緊急避妊薬」とも関わりの深い「中絶」についても弁護士の上谷さんから学びました。
日本では1日あたり450件、年間16万件を超える人工中絶手術が行われていることを知っていますか?
中には性的暴行を受け妊娠してしまうケースもありますが、そのような場合でも中絶をするためには加害者の同意が必要となることが問題視されています。
中絶をめぐる現状から実態にそぐわない法律、医療現場でのセクハラなど、様々なお話を掘り下げてくださいました。
中絶をめぐる問題については、リディラバジャーナルでも知ることができます。
1. で紹介した緊急避妊薬の回に登壇してくださった、遠見先生へのインタビュー記事も!
上谷さんのお話から中絶について知ろう!
*アーカイブ動画視聴方法*
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3. 性の悩みをオープンに TENGAヘルスケアが解決する性の社会課題
vol.1
【日時】6月11日(木)20:15-21:30
【ゲスト】西野芙美さん(TENGAヘルスケア)
西野芙美さん 株式会社TENGAマーケティング本部。国内コミュニケーショングループグループマネジャー。早稲田大学文化構想学部卒。人材紹介会社、出版社勤務を経てTENGAに転職。現在2年目。TENGA・irohaブランド及び医療・福祉・教育分野の専門家と連携した性の問題解決を目指すTENGAヘルスケアの広報を担当。
vol.2
【日時】7月30日(木)20:00-21:30
【ゲスト】古川直子さん(TENGAヘルスケア/助産師)
古川直子さん (TENGAヘルスケア/助産師)
1985年生まれ。上智大学助産学専攻科卒業。心理学部在学中に、妊娠期の母親のメンタルヘルスや若年妊婦、虐待問題に興味を持ち、社会人を経て助産師に。約3年間妊娠期ケア~分娩介助、産後ケアまで行う。自身の経験から性と生に関する啓発活動を更に広めたいという想いで、2019年5月に株式会社TENGAヘルスケアへ入社。性教育に対する取り組みや女性向け商品の企画などを担当している。
人に言えない、話題にしにくいと感じる人も多いであろう性の悩み。
性の話題がタブー視されることで、性の社会課題の解決が難しくなっているのではないでしょうか?
性の悩みに向き合うTENGAヘルスケアとリディラバがコラボし、2回にわたってオープンに議論をしました!
TENGAヘルスケアのサービス、「セイシル」に実際に寄せられた相談やゲストの経験から性の社会課題を考えます。
TENGAヘルスケアさんと性の悩みをオープンに議論しよう!
*アーカイブ動画視聴方法*
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4. 「産後うつ」を知っていますか?
【日時】6月12日(金)20:15-21:30
【ゲスト】吉岡マコさん(NPO法人マドレボニータ代表)
吉岡マコさん (NPO法人マドレボニータ代表)
1996 年東京大学文学部卒業後、同大学院で運動生理学を学ぶ。1998 年自らの出産を機に、産前・産後に特化したヘルスケアプログラムを開発。2008 年NPO 法人マドレボニータを設立。指導者の養成・認定制度を整備。
出産後の1年間における妊産婦の死因のうち、最も多いものは何か知っていますか?
それは病気でも事故でもなく、「自殺」です。
出産直後の女性は心身ともに不安定になるリスクが高く、およそ11人に1人が産後うつになっています。妊婦や乳児への公的支援が手厚い日本でも、産後の女性へのケアはほとんど本人任せとなっています。
当事者としてその辛さに直面するまで「産後がこれほどにまで辛いとは知らなかった」と語る吉岡さんが、個人の問題としてではなく、社会全体の問題として産後うつに向き合う必要性を語ります。
ライブ勉強会の当日に寄せられたツイートを吉岡さんがまとめてくださりました👇
リディラバサロン〜社会課題を考えるみんなの部活動〜 #リディ部 にゲスト出演させていただきました「産後うつ」について考え語る回で寄せられたツイートをまとめました。https://t.co/5Ta4ScBr8c
— Maco Yoshioka (@maco1227) June 14, 2020
吉岡さんのお話に共感する声や、知ることの大切さを認識する声が多く寄せられました。
出産までは妊婦に手厚い。生まれた後は乳児へのサポートになっちゃって、母親はほったらかし。
— 必死ちゃん🤱🔰 (@hisshina) June 12, 2020
産後の体が大変って、誰も教えてくれない!
誰も教えてくれないのに、すごく重要なことが世の中に多すぎるーー!#リディ部
今日の知ることが大切だと。特に男性の役割が大きいと。未婚、既婚、年齢にも関係なく、おじいちゃん世代まで知ることが大切な内容だと思いました。女性の体力回復と孤独にさせないこと、サポートしていくためにMustな知識ですね。学ぶ場があることを発信することからですね。#リディ部
— dai3dai (@dai3dai3dai) June 12, 2020
吉岡さんにお話しいただいた内容は、リディラバジャーナルでもご覧いただけます!【8月31日(月)まで限定無料公開】
吉岡マコさんから、産後うつについて学ぼう!
*アーカイブ動画視聴方法*
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5. 社会問題を考えるみんなの部活動「リディ部」
「誰かの困りごとを、次の時代の手がかりに」を合言葉に社会問題について学び合うオンラインコミュニティ、リディ部。
一見むずかしそうで、とっつきにくい社会問題ですが、ひとりではなくみんなと一緒に学び、考えることができます。
リディ部でできること
💡いま社会で起こっている問題に対して、偏りのない知識を得られる
💡フラットな場で発言することで、知識が自分の身になる
💡「社会問題」は、とっても面白い!という発見がある
👇👇詳しくはこちらから!👇👇
■リディラバYouTubeチャンネルには、他にもさまざまなゲストと社会問題について考える動画も。ぜひご覧ください!