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2024年の終わり、書くために休むことを選んだその理由
2024年も残りわずかとなった。12月1日に文学フリマ東京39に出たり、本の通販を開始したりと、バタバタと忙しく過ごしていたら、あっという間に年末を迎えることになった。
そんなふうに過ごしていたなかで、色々なことがあった。これからしばらくのあいだはnote記事の更新を控えめにして、書くのを少し休もうと思う。なので、今回は書くために休むことになった理由を言葉にしていく。
苦手な冬
今年は、去年よりも冬の寒さが厳しく感じる。毎年、この時期になると、持病の症状がひどくなる。じつは、私は線維筋痛症などのせいでほとんど寝たきり生活だ。そのせいか、冬の寒さで身体が冷え、極度の疲労感やだるさが増す。そして、病気のせいで変色した足の指先は、凍りついたように冷えて痛くなる。また、全身の痛みが冷えにより刺激され、身体がますます弱っていく。冬は、1年の中で最も調子が悪い季節だ。
そんな状況下でも、12月1日の文学フリマ東京39以降、私は週1回noteで更新し続けてきた。ふだんは2週間に1回程度の更新だが、文学フリマや本の発売のおかげで、私のことを知ってくれる機会が増えたからこそ、もっと本や活動のことを広めたいという思いで、なんとか頑張って書いていた。
母の言葉
ある日。私は母の近くで前回載せたnote記事の修正をしていた。母に「今度、載せる記事を書いているんだ。」とか話しながら、画面と睨めっこしていた。そんな私を見て、母が心配そうな顔をして、「お願いだから、無理しないで。しっかり休んでね。」と言った。
その言葉で、やっと気づいた。文学フリマの疲れが抜けないまま無理をし過ぎたせいで、限界が近づいていたことを。
さらに、母にこう言われた。「おそらく、本を作って元気だと勘違いされていると思うよ。本当はそうじゃない現実をちゃんと書いたほうがいいよ。」と。
たしかに、そのように見えていても、おかしくない。そういう私も自分と似たような病気を抱えている人が色々と活躍しているのを見ると「元気だな。」と思ってしまうところがある。私はいままで6年間、持病の線維筋痛症などのせいでほとんど寝たきり生活のため、インターネット上だけで活動をしていた。それでも、今年になって、初めて本を作り、文学フリマで販売し、本の通販サイトをオープンさせつつ、記事を更新し続けてきた。この部分だけ切り取ると、元気に見えるかもしれない。
でも、本当は、私に使えるすべての時間とエネルギーを執筆活動に費やして、書き続けていた。表現をする上で、多少の無理は必要だ。だが、どんなに書きたくても、無理をし続ければ限界がくる。
その後、私は前回の記事を更新する前に倒れてしまい、休むことになった。自分自身ではいつものようにやっていたつもりでも、母から見たら無理し過ぎてつらそうな姿だったらしい。ああ、なんでいつも私はこうなるのだろう。
書くために休む
それから、休むと決めて数日後。私はいつものように、ベッドにもなれると宣伝しているお気に入りのリクライニングソファで寝ていた。そういえば、ここ数ヶ月は本の原稿や記事の執筆に追われ、アウトプットばかりの生活だった。そのせいで、趣味の読書や資料を読むインプットの時間がほとんど取れなかった。体調が不安定だと、読書もしづらくなり、動画も視覚や聴覚の情報に疲れて見れなくなる。そのため、インプットする体力の余裕もなく、ほんの少ししかインプットする時間がなかった。
ここ数日間、休んだおかげで、クリスマス映画を見たり、気になる音楽関連の動画などを少しずつ見られるようになった。ただ、まだ読書はまともにできていない。読書をしようとすると、疲れが襲ってきて寝てしまう。本を読みたくても、思うように読めなくて悲しい。前は月に10冊以上読んでいたのに、ここまで読む速度が落ちることになるなんて。執筆のための資料を読むためにも、まずはゆっくりと本を読む体力と時間を取り戻したい。
良い書き手を目指すと同時に、良い読み手でもあり、良きリスナーでいたい。たくさんの本を読みたい。とくに、古典を中心に読みたい。先人たちの知恵を借りたい。なので、しばらくは執筆活動を控えめにして、身体を休ませながらインプットの時間を増やすことを優先しようと思う。
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2024年の最後に
きっと、これが2024年最後の記事になるだろう。
今年は、のしりことして大きく前進した一年だった。フリーペーパーを発行し、数年かけて書いたアセクシュアルの記事を完成して公開することが出来た。また、念願だった本を完成させ、文学フリマにも参加した。
世の中では驚くようなニュースが立て続けに起きる暗い一年だった。けれど、個人的には、2024年はいろいろなことに挑戦できた充実した一年だった。もし可能なら、来年もまた本を作りたい。
しばらくは、休むために活動を控えめにしますが、これからものしりこをよろしくお願いします。
応援してくれる皆さまへ
いつも応援ありがとうございます。サポートや感想など、とても嬉しいです。すごく励みになっています。今年は、のしりことして、初めてのことに挑戦したりと動いた一年でした。来年もまた、さらに成長したいと思っていますので、引き続き応援してくださると嬉しいです。
こういう文章がテンプレのようになってしまいがちだ。むむむ。
とにかく、少し執筆活動を控えめにしてお休みしますが、また戻ってきます。なお、TwitterやInstagramなどは普段どおりに書く予定です。なので、気長に待っててくださるとありがたいです。そして、次こそ無理せず、まったりやろうと思います。では。
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