ブランディングさえすれば、売らなくても売れる?
ブランディングという言葉はよく聞きますが、
実際言語化できている人は少ないと思います。
ブランディングには種類があります。
例えばティファニーの色は?
VUITTONの色は?
ティファニーは特徴的な青、
VUITTONは茶色をイメージする人が多いと思います。
VUITTONのお店で店員が、必死に売り込みをしてきますか?
VUITTONで必死に売り込みをしてきたら誰も買わないと思います。
VUITTONに買い物に来る人は、
「買わせて欲しい」と思ってきています。
これがブランディングです。
ブランディングがあれば売る必要が無くなり、
勝手に売れます。
この記事ではブランディングの基礎を学んだので
まとめました。
この記事を読んだあなたは、
・正しい値段設定を理解
・どんな物でもブランディングできるようになる
・商品、サービスを営業せずに売ることができる
ようになります
1.ブランディングとその他の違い
恋愛で例えると、
a.マーケティング
1対1で相手に告白
b.広告
不特定多数に告白
c.プロモーション
他の人があなたの事好きみたいと周りの人が
伝えてくれる
d.ブランディング
相手から告白される
ブランディングさえあればどんな広告もマーケティングも必要なく、選ばれるという事です。
逆にブランディングがないと、
負のスパイラルに巻き込まれます。
競合との価格競争で価格を下げる
価格を下げるとコストカット
人件費カット、広告費カット
その結果さらに、顧客が減る
また価格下げるのスパイラルです。
最終的に利益が得られず、倒産です。
2.ブランディングの種類
a.コーポレートブランディング
例:HP、色、音楽、ロゴ、キャッチフレーズ
その色や、音楽を聴いて
その商品やサービス、会社を連想できる。
競合を把握する必要はあるが、
競合を作っては行けない。
例えば
Googleの収益の90%は広告費
=Googleは広告会社ということになります。
しかしGoogleはテクノロジーカンパニーである
と言い続けています。
そうすることで、広告会社と争う必要がなかり
ます。
b.プロダクトブランディング
例:価格、デザイン、希少性、資格、効果
ここで一つ皆さんもブランディングを実践
してみましょう!
これがこの記事で1番重要なところです。
ここだけでも読んでください!
あなたはカフェのオーナーです。
原価一杯300円
あなたならいくらでコーヒーを売りますか?
ヒント1 相場は500円
ヒント2 100人にアンケートとった結果、
500円であれば100人全員買う
1500円だと誰も買いません
考えてみましょう!!
まず、500円、750円
1000円、1250円、1500円の時
500円なら100人 50000円
750円なら75人 56250円
1000円なら50人 50000円
1250円なら25人 31250円
1500円なら0人 0円
価格を上げる毎に買う人数は減っていきます。
売り上げが1番高いのは750円で75人に売るこ
とです。
これが落とし穴です。
売り上げだけで考えると750円が良いと思いま
すが、1番重要視する必要があるのは
利益率です。
先程の売り上げから原価を引いて利益の1番
出る価格を出す必要があります。
それぞれの原価は
500円 30000円
750円 22500円
1000円 15000円
1250円 7500円
原価を引くと
750円の場合 利益33750円
1000円の場合 利益35000円
利益率は1000円で50人に売る時が1番
良い事がわかります。
以上のことから価格は1000円で売る必要があ
ります。
ここがブランディングで重要な部分です。
1000円以下でしか買わない人は切り捨てます
全ての人に買ってもらおうとすると
ブランディングが崩れます。
VUITTONが100円でカバンを売ると、
誰も買わなくなってしまいます。
c.マーケティングブランディング
例:チャネル、メディア、ターゲット、SNS
ストーリー等
VUITTONが、通販番組で必死に良さを訴える
と、もちろんブランディングが崩れます。
しっかりチャネルを選んで発信しています。
例えばスタバとマクドナルドで
同じコスタリカ産の豆を使ったコーヒーを
売っているとします。
スタバでは500円 マクドナルドでは100円
この差はなんでしょうか?
この差もブランディングです。
スタバはおしゃれだから高く売ってるのでしょ
うか?
そもそもスタバの売りはコーヒーではありませ
ん。
ゆっくりとくつろげるという、空間を提供して
います。
だからと言って勉強スペースとして貸し出すと
誰も行かないと思います。
ここでもコーポレートブランディングですね
コーヒーを売ってると見せかけて
実は空間を売ってるのです。
では、なぜマクドナルドは同じように席を広く
して、くつろげるようなブランディングをしな
いのでしょうか?
それはマクドナルドはFC展開している。
という点が挙げられます。
スタバは直営のみで営業してます。
FCオーナーは儲けをいつでも気にします。
そのため、座席を狭めてたくさんの人が入れる
ようにします、更に椅子をあえて固くして
どんどん回転率を上げていきます。
その結果スタバのようなくつろげる空間を
提供するのは難しくなるのです。
これがスタバのマーケティングブランディング
です。
d.セールスブランディング
例:販売方法、提携先選定、顧客選定
YAMAHAピアノ教室戦略
あなたはピアノのセールスマンです。
ピアノが売りたいと思ってピアノの良さを必死
にアピールしますが売れるところを想像できま
すか?
そこで出来たのがこの戦略。
ピアノを売るのではなく、その前段階
ピアノに触る機会を売る。
すると、教室で習っている生徒がピアノを買い
たいと向こうから欲してくれる。
これがブランディングです。
他にもABCクッキング教室戦略
これも料理を習うことを売ります。
更に生徒のコミュニティが出来るので、
そこで調理器具が勝手に売れていきます。
物を売るのに営業は必要なくなりました。
3.ブランディングとは
今まで読んでもらうとブランディングが何か
少しわかったのではないでしょうか?
最後にブランディングを言語化してみます。
ブランディングとは一言で言うと、
付加価値を体験させたり、伝えること。です。
相場500円のコーヒーを1000円で売るには、
付加価値が必要です。
この1000円と500円の差500円が
付加価値の値段です。
この付加価値を伝える、もしくは体験させる
ことが物を売ろうとせず、売れる戦略です。
まとめ
この記事ではブランディングについてまとめました。
ブランディングをすれば、
マーケティングや営業が必要なくなり、
勝手に消費者が買わせて欲しいと思ってくれます
ブランディング=付加価値を体験させる。
なにか、付加価値をつけるだけです。
それが差別化につながります。
スタバが空間を付加価値にしているように、
VUITTONの店員が売り付けしてこなかったり、
通販番組で商品を紹介しなかったり、
ティファニーといえばティファニーブルーと
連想できる色を作ったり等
ブランディングには種類があります。
それを組み合わせてどんどん差別化しましょう。