哲学とオヤジギャグ

今さらだけどワタナベアニさんの『ロバート・ツルッパゲとの対話』を読んだ。ワタナベアニさんのことはここnoteで知った。明瞭な文章を書く人で、いつも読むのが楽しみなので、つい本も買ってしまった。私は哲学について考えたいようだ。

アマゾンのレビューには、子どもにはオススメできないと書いている人がいたけど、小学生には早くとも、中学生から大学生くらいまでの若い人たちに私はすすめたい。語り口は軽いし、面白がって読めると思う。大人だって楽しく読める読み物だと思うけど、中には傷つく人がいるようだ。その人たちがどの箇所で傷ついたのかは何となく想像できた。でも、“語りえないことは沈黙すべき”だと私も思うので、傷ついた人たちのことはこれ以上語らないでおく。

いっぽうの私の感想は、そうだよなぁと思うことは多々あれど、大事なのはロバートの話にウンウン頷くだけじゃなく、自分自身との対話をもっとすることなんじゃないか?と自己を振り返った。私の中にあるわたし。

この本で最も印象に残ったのは、ウィトゲンシュタインと少年ジャンプの章だ。というか、ウィトゲンシュタインその人のことをもっと知りたくなったことが、この本を読んでよかったこと。

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