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憧れのピンクパレスで「ワイキキの今」を学んだ日
2020年3月末にハワイがロックダウンになった時、ワイキキのほとんどのホテルが一時休館になりました。私が大好きなロイヤル・ハワイアン・ホテルもそのひとつ。「太平洋のピンクパレス」とも呼ばれる美しいホテルは1927年に創業。ワイキキで3番目に長い歴史を誇るホテルなんだそうです。ちなみに一番古くからあるのはモアナサーフライダー、2番めがハレクラニ、なんですって。どれも素敵な佇まいの憧れのホテルですよね。
久しぶりのロイヤルハワイアンにテンションアップ!
パンデミックの影響でその扉を閉ざしていたピンクパレスですが、2020年12月に再オープン!というわけで、ハワイ州観光局により今のハワイを伝えるライブ配信「Feel Hawaii」という企画で、現在の様子を伝えることになりました。
今回、その企画のお手伝いをさせてもらうことになり、久しぶりにお部屋の中を見せてもらったり、ラナイ(ベランダ)からの眺めを堪能したり。運良くお天気も最高で、いやー、めちゃくちゃテンション上がりました!
まだまだ船旅が主流だった時代に建てられたホテル。長い船旅を終えてハワイに到着したゲストのために、中庭の緑を大切にした作りになっていて、あえてガーデンビューのお部屋が多く作られている。また、大きく広がったドレスを来たご婦人たちがすれ違いやすいように廊下の幅が広くとってある。などなど、歴史を感じるいろいろな工夫が随所に残っているんですよね。美術館かのような繊細な装飾が施されたロビーや、落ち着いた回廊も素敵で思わずため息がでちゃう。
品格を守りつつ、ニューノーマルに対応する老舗ホテル
でも、現在のニューノーマルに適応すべく、館内のあちらこちらにサニタイザーが置かれたり、チェックインカウンターにアクリル板の仕切りがあったり。その辺りもちゃんと対応しているのがさすがです。
品格や歴史をしっかり感じさせながら、コロナ禍ならではの対策を徹底。しっかりと感染対策しながらなんとか観光をオープンしていこうとする、今のハワイ全体の思いをまさに象徴するコントラストだよなあ……。館内を案内してもらいながら、いろいろな思いが頭の中をぐるぐるよぎっていました。
変わるべきところは変わる。でも守るべきことはしっかり守る。みんながそうやって、大好きなハワイを保っていくしかないんですよね。迎える方も、そして訪れる側も、ハワイの地にリスペクトの気持ちを持って今を乗り越えるしかない。
静かなワイキキ。カラカウア通りを歩く人々がみんなマスク姿。こんな光景、ほんの1年前に誰が想像できたでしょうか。
でも、一時期はゴーストタウンのようだと言われたワイキキが、そしてハワイ全体が、少しずつ前に進んでいるのは間違いない事実だと感じています。久しぶりに訪れたロイヤル・ハワイアン・ホテルから、いろんな意味で勇気とパワーをもらったようが気がします。ありがとう、憧れのピンクパレスよ!
2021年2月8日。今日付けで発表されたハワイ州の新型コロナ新規感染者数は久しぶりの33人。月曜だし、1日ごとの数字だけで一喜一憂しちゃいけないと思うけど、でもこの数字は嬉しいです。明日からも、がんばろう!
“今”のロイヤル・ハワイアン・ホテルの様子を見られる「Feel Hawaii」の配信はアーカイブでチェックできるので、お時間ある方はぜひ御覧くださいね
※私は裏方ですので、一切出演しておりません(笑)!
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