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アメリカ医療通訳の私の英語遍歴①

こんにちは、Ricoです。今年ももうすぐ終わりですね。今年は医療通訳の仕事を始めるなど、本当にあっという間に過ぎてしまいました。今日は、医療通訳として活動する私の英語遍歴について書いてみたいと思います。

「長く住んでいれば自然と英語が上達するだろう」と思われる方も多いかもしれませんが、ここに至るまでにたくさんの苦労がありました。私は今から25年以上前、正規留学のために渡米しました。もともとアメリカや英語に興味があったわけではなく、学びたい専攻が日本にはなく、その専攻に関連する国家資格が取得できる国という理由でアメリカを選んだのです。

当時の私の英語力は、典型的な日本の学校英語教育を受けただけで、文法や読解はなんとかできるものの、聞く・話す・書くスキルは正直なところ全然ダメでした。当時のTOEFLは文法、リーディング、リスニングだけが試験範囲だったため、受験英語対策のような学習法で文法とリーディングに重点を置いて点数を稼ぎ、大学入学の基準を満たすことができました。そして、そのまま日本で英会話に通うこともなく、外国人と話したこともないまま渡米しました。「アメリカに行けば自然と英語が話せるようになる」と楽観的に考えていたのです(笑)。

私が専攻した学部は、1年生と2年生の成績をもとに限られた人数だけが進める選抜制の学部だったため、ルームメイトのアメリカ人がパーティーを楽しむ横で、とにかく勉強に打ち込む日々を過ごしていました。また、州立大学だったため、1年生・2年生の授業は大講堂で数百人規模で行われるものがほとんどで、授業中に発言する必要がない状況でした。教授の話が理解できないことも多かったですが、教科書を徹底的に読み込むことで必要な成績を維持することができました。

しかし、振り返ってみると、自分の頭の中にある日本語訛りの英語でひたすら教科書を読み続けていたことで、「ローマ字」の呪いにどんどん囚われていったように思います。それでも、当時は「そのうち問題なく話せるようになるだろう」と信じていました(笑)。

今日はここまでにしたいと思います。次回は、アメリカに住みながらも私がどのようにしてますます英語の「しくじり」を重ねてしまったのか、そのエピソードについて書いてみたいと思います。もしこの記事を楽しんでいただけたら、フォローや「すき」をしていただけると励みになります。それではまたお会いしましょう!

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