「お月様がついてくるのは。」お父さんが話していたこと。
最近、夕月がきれいで、そのぐらいの時刻になると、つい、探してしまいます。
一度、目にすると、今はどんな様子かと、分刻みで空を見上げたり。
その間は、そんなに長くはないのですが
空はどんどん色を変えていきます。
月明かりも、本領発揮の時間に向かいます。
そんな風に夕月を見るここ最近、子供の頃、お父さんが話していたことを思い出しました。
「子供には、お月様がどこまでもついてくるから不思議だよね。多分、それは、子供は心がきれいだからだね。」
私は、そんな話を聞いて、大人のお父さんには、今、月はつきてきていないのかと聞いたのを覚えています。
月は1つなのに、あっちこっちに行くことをしているのだろうか?なんて不思議なんだと思いました。
大人になると、月がついてこなくなるのではなく、「月がついてくることを忘れてしまうこともある。」という意味だったのかもしれません。