イベントレポ SoCを学べるゲームイベント

こんにちは、rickyです。
以下のイベントが開催され参加をさせていただきました。

この記事はそのレポートになります。

イベントの目的は?


半導体の設計についてゲームで学べるイベントになります。
半導体に対する重要性はますます増加の一途をたどっていますが、問題点として人手不足が挙げられます。
この問題点を解消するために半導体に対する人材を増やそうというのがこのイベントの主旨になります。

イベントについて


土曜日から日曜日までの間で行われました。
土曜日は13時から開催され、日曜日は朝の9時からの開催でした。

参加メンバーは学生さんはもちろん、民間企業の方、役所の方さらには一般の方と産学官民を体現するかのような多様なメンバーが参加していました。

本題


ゲームの内容は半導体回路の構成要素であるIPコアを組み合わせて仕様を満たしつつ最後に自分たちの組み立てた製品の発表を行うという流れになります。
構成要素にはFlash、GPIOコントローラー、ディスプレイコントローラー、カメラ用インターフェース、I2Cコントローラー、ネットワークと多彩な要素が取り揃っていました。
各チームはそれぞれお題となるカードを選び、そのカードに示されているアプリケーションと要件の機能を満たすことになります。
これらはすべての機能を入れることができないようになっており、どの機能を優先するか、どの機能を諦めるのかのトレードオフの考え方がありました。
新しい技術を取り入れるのか、実績のある技術を取り入れるのかをチームで考えながら必要な機能を満たしつつオリジナリティのある実装を試みることとなります。
さながらロボゲーのマシンのカスタマイズや自作PCのように必要な機能へと作りこむ楽しさがありとても面白かったです。

また講義の内容もしっかりしており初日で初歩的な内容を解説しつつゲームをはじめ、2日目に深堀りした内容が聞けるようになっていました。
基礎的な技術のお話からビジネスサイドの知識まで教わることができ非常に有意義な時間でした。
2日合わせて参加することでしっかりとした理解を得ることができました。


ゲームの細かなルールは教員の方々が対応してくださり調整をしてくださったため滞りなく進めることができました。
例えばカードにはない機能を実装したいといった要求にも真摯に対応してくださるなど柔軟な対応をして下さりました。
参加者の要求を無視することなく進めて下さったので参加者側がより積極的にゲームに参加する雰囲気になっていたと思います。
この手のゲームにありがちなまかせっきりの方も見受けることなく、どのチームも全員がバックボーンも年齢も違う中よりよい製品を作り出すために全力を尽くしていました。

最後に


今回私は半導体の知識が全くない状態での参加でした。
そのため周りの方についていけるかや内容を理解しきれるのかとても不安でした。
ですが、講師の皆さんの丁寧な解説やメンバーの雰囲気に助けられ楽しく積極的にセミナーに向き合うことができました。
半導体の取り巻く状況を理解できたり、そこで働く方々の苦労の一端を知ることができ非常に得難い時間を過ごすことができました。
今回この企画を考案され実施のために尽力して下さった方々への感謝の言葉で締めたいと思います。
とても有益な時間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。

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