ほんとはぜんぶ、知っている
息を吸って吐くと同じに
母親業は迫り来る。
毎日が同じことの繰り返し。
子どもといると不思議に思う。
もしかして全部、知っているんじゃないか、と。
この世に生を受けてからの数年で、
何もかもお見通しのような、あの目はほんとに不思議。
いつもは子どもたちと話して
聴いたことや出た言葉を拾って
質問しながら話をするけれど
子どもが話したくなさそうな日や
会話が続かない時も
よくある。
むしろ、そっちのほうが多いくらいかも。
その時に纏う空気、雰囲気みたいなものを
感じ取ると