BEAMSの“Mikan” Festival 2023 がとにかくすごい!

 夏目漱石『坊っちゃん』の作中に登場するみかんは、「温州みかん」であることを村木晃氏が突き止めました。ファンとしてはぜひじっくり観察して食べたいと思ったのですが、スーパーに行くと以外にも熊本や和歌山のみかんが多く、温州みかんが手に入りません。困ったぞと思いながら息抜きに新宿のビームス ジャパンへ行くと、山のように積まれた温州みかんがあるではないですか……。



どうした、ビームス!?

どうしてビームスにみかんが売ってるの?


 お店に入ってまず頭に浮かんだのは、「どうしてビームスにみかんが売ってるの?」という疑問でした。調べてみると新宿のビームスジャパン、『BEAMSの目で日本を見つめ直し匠からサブカルチャーまでジャンルも振り幅も大きく広くニッポンの魅力を世界に発信する』というコンセプトがあるようでして、今回の『"Mikan" Festival 2023』もその一環のようです。確かに同フロアは日本各地の名産品を取り扱っていて海外のお客さんが多く、日本の観光名所の一つとして定着しているようです。

大量のみかんアイテムに圧倒される……!


 入店して目に飛び込んでくるのは、これでもかという大量のみかんグッズ。そして山のように積まれてた試食用の温州みかん。場所が場所なら子どものたまり場になりそうです。夢に出てきてもおかしくありません(実際、夢に出てきました)。これ全部、温州みかんなのですから、『坊っちゃん』ファンの私としては天にも昇る気持ちになりました。

 こういうみかんの家系図も展示されていて、とても勉強になります。

みかんジュース、みかんジャム、みかんラスク……。しかも産地まで書いてあります! これだけ充実した品ぞろえができるとは、さすがセレクトショップの最大手のBEAMSですね!

温州みかんをはじめ、様々な品種のみかんジュースが陳列されています
ジャムにラスク、ハチミツまであります

みかんの品ぞろえはアンテナショップ以上かも!?


 実は、温州みかんを求めて東京にある愛媛のアンテナショップに行ったのですが、あいにく温州ミカンは取り扱っておらず、真穴みかんしか置いていないと言われてしまいました。しかし後日どこで温州みかんが手に入るかわかるなら教えて欲しいとホームページで問い合わせたところ、真穴みかんはブランド名で温州みかんの一種ですという回答が返ってきまして……。

みなさん、これが『坊っちゃん』に出てくる温州みかんです! テストに出ますよ!

 ですがBEAMSの店員さんはこのイベントのためにみかんの勉強をしたのか、「これ全部、かじ坊っていう温州みかんですよ! よかったら試食してみてください!」と声をかけるだけでなく、「温州みかんがお好きでしたら、こちらの温州みかんジュースもおすすめです!」、「この温州みかんのジャムもおいしいですよ!」と提案してくれました。何だかすっかり嬉しくなって、勧められるままジュースもジャムも全部買ってしまいました。資料用に試食のみかんも一ついただき、大満足です。フェアが終わる前に、もう一度足を運びたいです。

生産地まで書かれています!

12月17日(日)には温州みかんの詰め放題イベントも開催するみたいです。みかん好きだけでなく、『坊っちゃん』ファンもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

こういう資料もいただけて、大満足です!
村木氏のみかんに関する調査は、この本に書かれています
以上、“Mikan” Festival 2023 のレポートでした~

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