あけまして2024+卯年まとめ
あけましておめでとうございます!
大変ご無沙汰しております、伊達巻です。
「赤子のいる生活は2周目だしどうにかなるっしょ!」と思って日々をこなしているのですが、手がかかるのはいつだって第1子ですね。
全然余裕のなかった2023年、どうにか乗り切りました。おつかれさまです。
私にとっての卯年は、数年ぶりにお茶活に精を出せた年でした。
新しいブランドと出会ったり、約10年ぶりに念願の紅茶と再開できたり、缶の紅茶をやっと飲み切ったり。
また、今年はドイツの夫の実家で年越しをいたしまして、改めて感じたこともあるので、そんなこんなの備忘録をレコードしていきたいと思います。
◆ドイツ生活の備忘録
①ドイツ人もハジける
ドイツの年越しは、友達と! 花火を用意! カウントダウンがゼロになったら、ドドンと打ち上げ! というスタイルが一般的だそう。
また、ベルリンにあるブランデンブルク門では、毎年カウントダウンライブが開催されているようで、先日の大晦日にもライブの様子をテレビで生中継していました。このライブでは、紅白のように司会進行がいて、ジャニーズ年越しライブのように観客が盛り上がってカウントダウンもしていました。
私はというと、大晦日の夜は夫の実家でカウントダウンライブを見て年明けと同時に乾杯。
家の外ではご近所さんが総じて盛り上がっており、この日の夕方ごろから聞こえていた打ち上げ花火の音もピークに達しました。ちらりと外を見に行くと、子供から大人まで、みんな花火を打ち上げたり見上げたりととても賑わっています。テンションたっか……日本の年越しより全然楽しそうじゃん……!? などと考えていたところ、
たまの爆弾発言に定評がある夫「どう? 楽しそう? みんなバカになってるね。僕は眠いから寝るね。」
いや直球~! その通りと言えばその通りですが!
実際、ちょっとバカになりすぎて花火を爆買いしたお隣さん、ロケット花火の暴発で顔面に大怪我をして救急車で運ばれました。命に別状はないものの、頬に穴が開くほどの大惨事だったとか。
別の場所では、ロケット花火を筒に入れて立て、ちゃんと飛ぶかなと筒の中を覗き込んだ青年が、眉間に花火が直撃して亡くなったというニュースもありました。
バカになるのもほどほどが良さそうですね。
②ティー=ハーブティー
ドイツ人の言う「お茶(Tee)」はハーブティーであることがとても多いです。
今回の滞在では、同年代からご年配にいたるまで幅広い層のお宅を訪問する機会が多く、飲み物は何が良いかを聞かれるたびにお茶のリクエストをしていました。その都度お茶のストック一式を拝見していたのですが、なんとどのご家庭も常備している90%がハーブティー、残り10%が緑茶か紅茶でした。
また、ハーブティーのことは「Kräutertee」や「Kräuter(ハーブ)」と呼ぶのが一般的です。
偶然か必然か、ストックの中からおすすめを聞いて「私はこれが好き」とご指名されるのは決まってフェンネル。なんと指名率は100%!
(個人的な意見ですが)フェンネルはパクチー並みに好き嫌いが分かれそうな、独特な香りのクセが強いハーブティーです。私はシングルハーブとして出されると残念ながら飲めません……。
特筆すべきは「Halstee」と呼ばれるハーブティー。
これはどの家庭にもある「一家に一箱」的なもののようで、お邪魔した先々には決まって【YOGITEA】の《Throat Comfort》がありました。ドイツ語圏では《Halswämer》の名前で販売されています。
日本では《スロートティー》と表記されて販売されるようです。
文化の違い、面白いですよね。最初はおったまげました。ターメリックやクミンを煎じて飲むなんて想像したことがなかったからです。カレーは飲み物説が立証される瞬間に立ち会った気分でした。
さらに言うと、私はハーブティーは飲み付けていなかったので、はじめは草や薬の味しかしなくて抵抗があったのですが、今となっては日常に欠かせないほど愛飲しております。毎日違うハーブティーを2~3杯は飲むくらいです。※ターメリックとリコリス、フェンネルはいまだに慣れませんが……。
クリスマスにはアドベントパックも販売されます。が、クリスマスが終わると急に値下げするので、買い時なのはシーズンオフの頃です☆
③ベーカリーの数はコンビニ並み
街を歩くと5分ごとにベーカリーに遭遇します。
最寄りの大通りは約1㎞ほどの直線上に、路面店3つ、スーパー内の併設店2つベーカリーがあり、さらにT字路の突き当りにも1つあります。
「夕食に温かいものは食べない方が良い」らしく、夜はパンにチーズ、ハムなどの軽食のようなもので済ませてしまうのがドイツ流。
パンは薄力粉で作る軽めの小型パン、全粒粉やスペルト小麦、ライ麦などで作るぎっしりどっしりしたものがよく食べられています。
薄力粉が少ないほど食べ応えがある印象で、そういったパンは幅約15㎝、厚さ約1㎝のスライス2枚で本当にお腹がいっぱいになります。すっごく噛みます。ちょっと酸味があるのがやみつきになるのですが、この酸味はどこから来るのかな。まさかこれがザワータイクというものかな……?
また、日本でもおなじみのブレッツェルですが、ベーカリーではハート型だけでなく、まっすぐ細長い形の「Laugenstange」、生地をミルフィーユ状に重ねて焼き上げた「Laugenecke」などバリエーションが豊富。
卯年お茶レコード
◆神戸紅茶
毎度の神戸紅茶。
実は、新年早々に福袋も購入しておりました。
この内容については細々と別のレコードを作っているので、気になる方は↓からチェックしてみてください。
福袋とは別に、数年前に購入していた商品をやっとやっと飲み切りました。嬉しいような寂しいような。
《北野ブレンド》
今はなき、北野店で限定販売されていたミルクティー向けのブレンド。ウヴァ、アッサム、ケニアのブレンド……だったと思います。
またいつか再販してくれることを祈って……詳細レコードをしておきます!
★の数が多いほど、「しっかりと感じられた」という感想です。
※あくまでも個人的な感想で、善し悪しではありません!
※お紅茶選びの参考程度にご覧下さい。
※【ブランド名】《商品名》
Lf, Tb (リーフ, ティーバッグ)
○g, ○P (使用量, 使用個数) / ○min (蒸らし時間) / ○cc (熱湯の量) / ○℃ (熱湯の温度)
の表記です。
【神戸紅茶】《北野ブレンド》
Lf 3g / 3min / 150㏄ / 100℃
香り:★★★★☆ ウヴァのスーッと通る香り!
渋み:★★★★☆ ミルクを加える前提のような渋み。
コク:★★★★★ こっくり、しっかり!
水色:★★★★★ ミルクに負けない赤褐色。
とてもコクがありながら、ウヴァの爽やかさが相まって、全くしつこさを感じない絶妙なブレンドでした。
私が今までに飲んだ様々なミルクティー専用ブレンドの中で一番好きです。本当にウヴァがとても良いアクセントで、ミルクに負けずに茶葉の本来の風味を楽しめます。
茶葉はこのような感じ。CTCではなく、スプーンですくって傾けるとサラサラと落ちていくような、とても細かい茶葉でした。
超アップもついでに。
出がらしの茶葉もずっと良い香りがするので、紅茶を淹れた直後はまず茶葉の香りを堪能していました。夫には変態を見るような目で見られていました。
◆MITSUTEA
セイロンティーで有名なお店。
オーナーさんがスリランカの茶園で修業をした経歴を持っているそうで、現地に足を運んでいる様子をよくSNSで見かけます。
博多のティーフェスティバルでひとしきり試飲をして購入しました。
《ルフナCTC》
ミルクティー専用の単一茶園の茶葉。茶葉がミルクに負けずとっても濃厚で、大変満足感がある逸品でございます。このクオリティでまさかのブレンドではないということには驚きです。
とてもまろやかでコクがあり、それでいて上品なミルクティーになります。
雑味が少ないと言えば良いのか……濃厚だけれど透き通ったミルクティーという感じです。
本当は色々なお茶を少しずつ購入したかったけれど、舌の手術(粘液嚢胞の切除)をした直後で痛みと違和感がひどく、気持ちが乗らず。残念!
◆カネ十農園
紅茶ではなく、日本茶をメインに取り扱っています。
静岡県のお茶農園で、製造(栽培)から加工までを一貫して自社で行っているとのこと。
購入したのはアソートパック。中には5種類のお茶が1包ずつ入っていました。
どれも美味しかったのですが、特に《柚子煎茶》はピカイチでした。
玄米茶やほうじ茶は【京まかろん】と一緒に一息つくのにぴったりでこちらも大満足!
◆霧ト晴レ
かつて、楽天市場で【CuckooTeabag】として出店していたお店。リニューアルして【霧ト晴レ】と社名が変更になりました。
商品はティーバッグオンリー、フレーバードティーの種類の豊富さとそのユニークさ、そして破格とも言えるお手頃価格が、他の紅茶専門店と一線を画しているなと感じるブランドです。
以下は、2023年に注文したお茶の一覧です。
《キャラメルマキアートオルゾ》:甘いラテ好きは試すべし。
《苺の国のアリス》:ストロベリーフレーバー好きに超超おすすめ!
《ラベンダーアールグレイ》:昔からの定番。香り高い!
《林檎のキャラメルブリュレ》:美味しすぎてもったいぶって飲んだ。
《キャラメルナッツオルゾ》:↑のオルゾより香ばしいフレーバー。
《キンモクセイ》:飲むときに香りが飛んじゃって少し残念。
《秋の和栗ルイボスティー》:大好き。最高。これでノンカフェイン!?
《カシススプモーニ》:なかなか見かけないカシス。好き。
《キャラメルブリュレ》:シンプルなキャラメルを求めるみんなへ。
この中でもダントツでリピしたいと感じたのが《林檎のキャラメルブリュレ》! 甘酸っぱい林檎の香り、香ばしいキャラメルの香りが絶妙にマッチしていて最高でした。
《秋の和栗ルイボスティー》も素晴らしく、ノンカフェインでここまで美味しいのであれば100点どころではない……と本気で思いました。
◆ルピシア
日本で一番の大御所とも言えるルピシア。
今年はとても久しぶりに催事(グランマルシェ)に参加することができました。
そこでなんと再会してしまったのです……私の茶沼を加速させたあの子に……!
《FARFALLONE》
カシス×ミルクティーの奇跡の紅茶です。紅茶界のクイーン。
約10年、ずっとリユニオンできる日を待っていました。
写真がなくてすみません。取り損ねていました。
やっと会えたね……ずっと会いたかったよ……以前は水色とピンクの特装だったのに、他の紅茶と同じようなラベルを貼られちゃったね……それでも輝いてるよ……!!!
夫からはなじられましたが、いざ実食(実飲?)してみると、思いのほか美味しかったようで「ふーん? 悪くないね? ……これは美味しいね。」とのこと。それ見たことか!!(強気のドヤ顔)
以来、「100年間のティー」と呼び、お茶の時間にはいつもリクエストされるようになりました。もっと買っておけばよかった。100gじゃ頑張っても3ヶ月くらいでなくなりそう。ひーん。
他にも、会場限定のチョコミント、チョコバナナパフェなどを買い込みましたが、ファルファローネ様ばっかり飲んでいるのでほとんど手つかずです。また帰国したら開封の儀を行います!
◆まとめ
約2ヶ月ほどのドイツ滞在もあっという間に終了です。
言葉の壁が高すぎて、さすがに独学だけでは厳しいなと感じます。単語の性別よりも前置詞が分からない方が問題だったり、動詞で目的語をサンドイッチする時も順序が「そう来るか!」みたいなのばっかり! 勉強不足が悔やまれますね。
でもお茶だけはたくさん買えたのでほくほくしています。ふふふ。
今回は旅程のはじめからハードモードで、行きのフライト、よりによって14時間弱の飛行機の中で娘が40℃の発熱が続き、現地に着いてから約1週間ずっと熱がありました。病院では胃腸炎の診断でしたが、ここまで高熱が長かった+ずっと倦怠感が取れなかったため、あればたぶんインフルだったのでしょう……。
年明け、私のスマホを息子がトイレに落とし完全水没。電源も入らなくなり、修理に出しました。スクリーンにも異常があり完全には直すことができず……1週間前に会っていた夫の友人に、旧型のスマホを譲ってもらい、現在はどうにかこうにかやっています。
幸か不幸か、ちょうど2024年1月末で保証が終了して正規の修理受付も不可になるため、帰国後は買い替えです。トホホ。
そしてやっと落ち着いたかと思った頃、次は息子が40℃の発熱。高熱が約3日続いて受診し「ただのお熱だよ~」と言われたので、ちょっと安心して一息つこうと思ったら、全身に発疹が……そう、突発性発疹だったようです。なんてこった! 逆にこのタイミングで良かった。帰りの飛行機でも高熱出されたら泣いちゃう。
突発性発疹は3~5日の高熱の後に全身に発疹が出るためか、ドイツ語では「Drei-Tage-Fieber」と言います。面白いなと思いました。
今年の抱負は「毎日ストレッチ」「1日2回のティータイム」です。ガッチガチすぎて身体が大変なことになっています。そしてイレブンジズとアフタンーンティーで少し身体を労わりたい。このティータイムでは、お菓子は含まれたり含まれなかったり。あくまでもメインはお茶でいきます。
やや気が短くなっている自覚があるので、もう少し心に余裕を持てるように、自分を少し甘やかすところからはじめたい、そんな感じです。