私は海豚
イルカは漢字で書くと海豚と書く、だからあまり漢字で書く人はいない。
だけど、自称スイマーの私はこの漢字のイルカに共感してる。
なぜなら、イルカのごとく太っているからだ。
私は、高校時代までは決して肥満型ではなかった。
浪人して、一挙に肥満体型になってしまった。
大学に入ってからは運動をしたが、そもそも、貧乏学生だったのでまともに栄養がある物を摂れなかったので、普通の体型に戻った。
だから、恥ずかしい話ではあるが、水泳は大学時代に夏場の風呂の代用であり、校内の50mプールに行って泳いだ。
下宿したアパートには風呂がなかったので、適当に泳いだ後、シャワー室でシャンプーと石鹸で体を洗って節約した。
水泳を始めたのは、大学院で博士課程進学に失敗して、地元に戻って就職や教職の採用試験に臨んでいる時だった。
そのころ、走ってはいたのだが、気晴らしに市民プールに行って泳ぎ始めた。
小学生の頃は、近くの海で泳ぐのは好きだったが、プールで泳ぐのは得意ではなかった。
中学高校はプールが学校に無かったので、殆どまともに泳いでなかった。
だから、自己流でクロールや平泳ぎをして、水の中の雰囲気を楽しんでいたのが当時の私だった。
教職に就いてからは、主に陸上や剣道に携わることが多く、趣味程度で泳いでいた。
本格的に泳ぎ始めたのは、子供が水泳教室に通い始めた頃だった。
そのうち、水泳部の顧問となり、指導技術を身につけるためにレッスンを受けたり、地元のマスターズのチームに入って練習に励んだ。
当時のメニューはアップ(SKPS)が200×4 バタフライ(キック200 片手200 スイム50×2 25×2) 背泳(キック200 スイム50×4) 平泳ぎ(キック100 プル100 スイム50×4) クロール(ダッシュ25×4) 個人メドレー(200×1 100×2)を基本にしてだいたい1時間45分くらいでこなした。
クロール100mを1分50秒で回して、10本くらい普通にこなせていた。
顧問としては生徒と一緒の時に、時間を掛けて5000mほど泳ぐこともあった。
これは50歳頃までの話で、60歳になったら、その半分程度しかできなかったし、肩が痛くてバタフライもあまりできなかった。
こんど、完全に年金暮らしをするつもりなので、水泳を再開しようと思う。
思いついたら早速、ネットで安い練習用の競泳パンツを買ってしまった。
今まで、店頭でしか買ったことが無かったが、有名なメーカーで無ければ、半値程度で買えるのは嬉しい。
ただ、このところ体が弛んできているので、裸を見せるのが恥ずかしく思う。
以前は、胸の筋肉を動くのが見せられたのに、今は脂肪が覆い被さっている。
また、普段歩いているが、果たしてまともに息を切らさず泳げるだろうか。
水着はこの日曜日に来るので、それ以降の不安なチャレンジになる。
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