視点をちょっと変えてみると...
宮崎県日南海岸の青島を数十年ぶりに訪れました。周辺に広がる地形は「鬼の洗濯板(洗濯岩)」として有名ですが、遠くから見ると(いや、近くから見ても)たしかに巨大な洗濯板のように見えます。
約700万年前、海中で出来た水成岩(固い砂岩と軟らかい泥岩が繰り返し積み重なった地層)が少し傾いた状態で隆起し、長い年月の間に波に洗われ、固い砂岩層だけが板のように積み重なって見えるようになったそうです。
青島全景
歩きながら眺めるとまさに「洗濯板」です。
でも、目線をちょっと変えると洗濯はしにくそうに見えます。
目線を地面に近づけるともはや「洗濯板」ではありません。
様々な視点からものを見ることの大切さを改めて感じました。