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この地下歩道を使うのはだれ?

地方のある町を訪れた時、疑問を感じたことがありました。人口一万人ちょっとの静かな町です。全国の地方都市と同様に人口は年々減少し、高齢化も進んでいます。散策していても人に会うことはほとんどありませんでした。

白壁の土蔵が連なる細い通りの先に地下歩道がありました。公衆トイレもありベンチも設置されています。町の雰囲気に合わせた和風のレトロな建物ですが、歩道がくぐている道路は4メートルほどで車はあまり通っていませんでした。私がいた15分ほどの間も一台も通りませんでした。

そんな道路になぜ地下歩道が必要なのかと私は疑問に思いました。見通しの良い道路なので気を付けて渡れば事故は起きないように思います。高齢者や子どものためでしょうか。
でも地下歩道は階段なので高齢者にとっては道路を渡るより大変な気がします。人の姿がないので子どもが一人で通るのも何となく心配です。むしろ地上の道路に横断歩道を設ける方がずっと合理的だと思うのですが、道路に横断歩道はありません。

地下歩道はあまり使われていないようでした。何のために作ったのか私は疑問でしたが、日本全国同じような「不思議なもの」がたくさんあるように思います。

この道の先に地下歩道はあります↓

地下歩道の片方の入り口↓

地下道への階段↓

道路の反対側の出入り口↓

地上の道路。私がいる間は車の通行がありませんでした。

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