Zoomを高画質&高音質化する方法。機材の力でオンライン第一印象をアップするのだ
Zoomはじめとするビデオチャットツールはもはや現代人の必須アプリになりそうな勢い。インターネットによるライブ配信もあらゆるイベントの代替手段として需要が高まってますね。
かつて、電子メールが登場したとき、手書きの良さは理解しながら、メールの便利さに慣れ、いつしかメールでのやりとりは当たり前になった。それどころか、メールや掲示板(BBSっていつの間にか死語だね)ならではのコミュニケーション術もどんどん生まれてきましたよね。顔文字とか、アスキーアートとか。(゚Д゚)の口なんでどこでみつけてきたんだよロシア語だぜ。それから絵文字も登場してきたし普通の人が普通に、今ではLINEなどのチャットになり、スタンプが円滑なコミュニケーションに重宝されるように。
直接会って顔を合わせて、非言語情報が豊富な対面の良さは十分にわかりつつも、いつの間にかオンラインでの会合の便利さに慣れて、いつしかそれが当たり前になる。ちょっとした工夫がビデオ通話の世界でもどんどん生まれてくるんじゃないかな!とうか現在進行形で生まれているんだと思う。新しいものが急速に世の中に受け入れられていく過渡期はわくわくします。
さてさて、僕はカメラやライブ配信については少しわかるので、その知識をZoomで活用できないかなというエントリーです。
ビデオの要素は絵と音です。前半では良い絵を相手に届ける方法。後半では良い音を相手に届ける方法を考えていきます。
それに加えてインターネットなので回線速度の問題もありますね。現状だと誰もが簡単に使えるようなほどにはなっていないので、WEBに対する基礎体力的なものも大きく関わってくると思います。そんなときにも検索力はいきてくるはず
PC内蔵カメラと内蔵マイクは良いクオリティではない。という前提で進めていきます。内蔵でもいいカメラやマイクがついている場合もあるかもしれません。Zoomって書いてますが類似アプリでも同じだと思いますだいたい。
外付けカメラを使う方法
別途機材を追加するコストや手間はかかりますが、zoom会議やライブ配信時のカメラを外部カメラ化する価値はあると思います。
特にノートPCの内蔵カメラですと、顔の下から見上げる形になりがちですので良い写りにはなりません。自撮りで盛りたいときに下から仰いで撮る人なんていないですよね。カメラを外付けにするメリットは画質の向上だけでなく自由に構図を決められることにもあります。
外部カメラをzoomなどのビデオチャットで使用する主な方法はいくつかあります。
①WEBカメラ機能のあるカメラを使う
②ビデオキャプチャボード+カメラを使う
③スマホをWEBカメラとして使う
①WEBカメラ機能のあるカメラをを使う
いわゆる普通のWEBカメラです。一番安く済みます。
よほど安物の外れでない限りはPC内蔵のカメラよりきれいに映るでしょうし、位置を変えられるので構図を調整しやすいことがメリットだと思います。評判のよいモデルは売り切れ多発しているようです。需要急増ですからね。
数はありませんが、直接USB接続してWEBカメラとして認識できる機種もあります。(ほぼない。今後に期待。)
SIGMA fpは直接接続するだけでWEBカメラとして使えるようです。
これはすごい!SIGMAって尖ったやつ出してくるもんな。
高いかなぁと思うんですけど、これ一台で他の機材いらないと考えるとお買い得だ!!!!(高い)
レンズも欲しいなぁ。いいよなぁ。いいよなぁ。SIGMAのレンズはいいよなぁ。
こちらの記事でこのカメラのことを知りました。とても面白いnoteです。
②ビデオキャプチャボード+カメラを使う
キャプチャボードとは、カメラなどの映像出力をPCに入力できるようにする装置です。PCに内蔵するものとUSBに外付けできるものがありますが、ここでは後者の話をします。
HD解像度以上でHDMIをUSBに変換して入力できるものが主流です。コロナ以前まではゲームの配信や録画をしたいという需要に応える商品として発売されているものが多い印象です。ゲーム機をカメラに置き換える感じですね。
キャプチャボードも需要が爆上がりで安い機種からどんどん品切れしてます。数日前は5000円以下のものもあったんだけどなぁ。だいたい1万〜2万くらいで買えるはずですが値上がりし始めてますね。
ビデオキャプチャ機能に加えスイッチング機能が搭載された本格的なものもあります。複数台のカメラやPC画面を入力して配信することができます。テレビ番組のような生放送ができます。高価ですし今はぜんぜん手に入らないですけどね。(高価といっても機能を考えたらすごい安い機材がどんどん出てる)
ATEM Mini Proすごくいいぞ。5万円でhdmi入力をスイッチングできてこれだけで配信もできちゃう。
■使用するカメラについて
HDMIをライブビューで外部出力できるカメラなら使用可能です。
機種によって、カメラ設定などの情報が画面から消せない場合があるので注意が必要です。
個人的おすすめはPanasonic GHシリーズですね。マイクロフォーサーズ規格のレンズは価格的にも揃えやすいです。画面表示も全て消して出力できます。GH3やGH2の中古なら価格も抑えられそうです。ライブ配信やZoom用途であれば画素数が多くても意味がないので古い機種で十分です。
レンズは35mm換算50mmくらいまでが室内でも使いやすいかなと思います。85mmのf1.2とか最強ですけどねww 狭い部屋だと長すぎるなぁ。
レンズの特性については詳しい記事をシェアしておきます。
自撮りするときに、広角レンズで近くから撮るというのはパソコンやスマホのデバイスにカメラが付いているからというだけであって、本当は距離をとって標準画角で撮りたいはずなんですよ。広角で顔をアップで撮ると歪むので。(iPhone11のインカメラは23mmだって!みんなで自撮りするときはいいよね)自撮りモードにするとカメラだけ分離してドローンになる未来が見えた。
あと、f値の小さい明るいレンズを使うと、部屋の奥がボケて映らなくて済む!散らかってるものもいい感じにボケておしゃれに見えるのでは!!これは一番のメリットかもしれない。部屋を片付けるより、グリーンバック用意して背景合成するより、いいかもしれない。
忘れがちなのがバッテリー問題です。できればコンセントから給電できるものが使いやすいですね。給電できるアダプタ、純正だと高いです。怪しいやつはいろいろありますが普通に使えるのもありますが自己責任ゾーンですね。
HDMIケーブルも必要ですね。カメラによってmicroHDMIを普通サイズのHDMIに変換するコネクタなんかも必要になってきます。HDMIもUSBのようにサイズの規格がいろいろあります。HDMIケーブルも種類によって取り回しのしやすさがぜんぜん違います。外に持ち出すわけじゃないので柔らかめのケーブルが使いやすいかも。
これは安くて柔らかめでよかったです。余裕の5メートル。
③スマホをWEBカメラとして使う
ソールドアウト続出し高騰するWEBカメラ事情。そんなときはスマホのカメラをWEBカメラとして使っちゃうという方法があります。しかもワイヤレスカメラになるので便利です。
最近のスマホはカメラ性能もかなり良いので画質も期待できます。iPhoneのトリプルレンズとかは52mmの望遠レンズもついてるんですよね。これをパソコンの奥の方に設置してWEBカメラとして使ったら調子良さそう。
使い方は専用アプリをスマホとPCの両方に入れる必要がありますが難しくはないと思います。いくつか種類があって無料、有料とあります。詳しく説明されているページをシェアさせていただきます。
iVCamとNDIが主なアプリかなぁ。
さらに凝ったZoomをしたい
ライブ配信の世界では有名な OBS Studio(以下OBS)という無料で使える配信用ソフトがあります。PCからyoutubeライブやfacebookライブなどをするとき、かなりの割合で使われているソフトだと思います。OBSはこちらからダウンロードできます。
Zoomで使う場合は注意が必要です。
youtubeライブなどのライブ配信プラットフォームで配信する際はストリームキーを取得してOBS側で設定しますが、Zoomではストリームキーに対応していません。
ではどうするかというと、OBSをWEBカメラとして認識できるようにします。OBS-VirtualCamというプラグインを入れることで対応できます。
このプラグイン、Windows版は簡単にインストールできるのですがMac版は少し難易度が高くて、ターミナルから操作する必要があります。
OBSとOBS-VirtualCamとアプリを組み合わせるとこんなこともできるようです。応用範囲は広そうです。
またOBSと同じようなソフトでCamTwistというのもあります。こちらも無料でつかえていろいろなエフェクトが楽しいです。
画面上に手書きの線をリアルタイムに描ける機能があるので、うまく使ったら板書的なことが部分的に代替できるかもしれません。
追記:仮想ウェブカメラをzoomでは現在認識できないようです。4/26のアップデートを待ってみましょう。
照明で劇的に変わるよ
安いカメラでも照明がいいとぜんぜん違うんですわ。自然光も含めて、照明、光の使い方で見違えるんですよ。これも本当に難しい。照明の世界まじで奥が深くて素人とプロの差はめちゃくちゃでかいけど素人にはわかりにくいっていう感じ。余談だね。照明さんすごい。
この辺りの動画参考になりそう。
スチールでもムービーでも、ライティングの知識は一生ものだと思います。スチールならでは映像ならではの部分もありますが、共通も多いです。
外付けマイクを使う方法
ここからは音声をより聞き取りやすくクオリティアップする方法を考えていきます。音声をクリアに聞き取りやすくすることは、バーチャル会議の相手側が快適になるのでありがたがられるのではないでしょうか。画質を良くするというのはどちらかというと、自分のテンションのため、身嗜みを整えるような意味合いが強いのかもしれません。
外付けマイクから音声をPCに入力する方法は主に以下のように分類できます。
① bluetoothやイヤフォンジャックにつなげるヘッドセットの類を使う
② USB接続できるマイクを使う
③ オーディオインターフェイスとマイクを使う
(④ 外付けカメラの内蔵マイクや外部マイク端子を使う)
そして、マイクそのものの特性も知る必要があります。マイクの種類によって向き不向きがあるので用途によって選べると良いです。マイクそのものについて説明し始めるとボロが出そうなのでわかりやすい記事をシェアするにとどめさせていただきます!興味がある人は読んでみてください。ここで紹介されているマイクは音楽用途を想定しているので本格的なものです。マイク、集音、整音の世界まじで奥が深くて素人とプロの差はめちゃくちゃでかいけど素人にはわかりにくいっていう感じ。余談だね。音響さんすごい。
一人で席に座って喋る声を録る用途だったら、USBで直接接続できる安価なコンデンサーマイクで指向性があるものが良さそうな気がします。
指向性というのは音を拾う方向や範囲のことです。無指向性のマイクは全方位の音を集音するので全体の音を録るときに向いています。ビデオチャットの場合は一方向でしか喋らないことと、ハウリングを防止するために単一指向性のマイクが使いやすいと思います。
↓これ、すげーわかりやすいです。
順番にみていきます。
① bluetoothやイヤフォンジャックにつなげるヘッドセットの類を使う
一番簡単な方法です。基本的に電話など通話用の用途で設計されているので問題なく使えると思います。PC内蔵マイクより雑音が入りにくいです。iPhone付属のイヤフォンマイクがけっこう調子いいですよね。ブルートゥース接続できるものだとワイヤレスで快適!歩き回って授業や講義をするような用途でも使いやすいかも。Air Pods欲しいよ。
ヘッドセットにすると、必然的にスピーカーではなくイヤフォンになるのでハウリングもしないし、自分も聞きやすいというメリットもあります。
② USB接続できるマイクを使う
WEBカメラのマイク版みたいなものです。WEBマイク。いやぁ、、、これも品切れしまくってますね。
Amazonでも種類はけっこうありますね。実際に試してみたいところです。このあたりは価格も安いので取り入れやすいですね。どれ買おうかなー。
使ってみたら更新しますね。
これ欲しいけどね。
③ オーディオインターフェイスとマイクを使う
マイクだけでなく楽器の演奏もPCに入力できるのがオーディオインターフェイスです。音楽をやりたい人や音質に特に拘りたい人におすすめです。別途マイクを用意する必要があるので、マイクを既に持っている人にはおすすめです。
前半で紹介しているビデオキャプチャボードの音声版という感じです。アナログの音声入力をデジタルに変換してPCで扱えるようにする装置です。ミキサー機能や簡易的なイコライザーやエフェクト機能がついている機種も多いです。
オーディオインターフェイスも品薄になりつつあるなぁ。。基本的に音楽用の機材なのでどれ選んでも十分かと思います。今は安いやつに需要があるんだろうな。
zoomの機材でzoomしたい気持ちはある。zoomzoom
本当に欲しくなってきたな。
④ 外付けカメラの内蔵マイクや外部マイク端子を使う
外付けカメラをビデオキャプチャボード経由でHDMI接続している場合は、接続しているカメラの音声も同時にPCで認識されているはずです。
音楽系の機材の入手先はAmazon以外にサウンドハウスが超便利で品揃え豊富です!
Zoomでの設定方法
後日詳しく追記したいところです。仮想ウェブカメラもやってみたいし。
設定>ビデオ>カメラから任意のウェブカメラなどを選択してください。デフォルトではMacだとFaceTime HDカメラ(内蔵)ってないってるところです。
音声についても同じように 設定>オーディオ>Speaker or Microphoneから任意のデバイスを選択してください。
複数アカウントを同時に使うZoomハック
音声用、映像用、寄りで表情を撮る用、引きで全体を撮る用、など
アカウントを複数使って同時にZoomにログインするといろいろできるんじゃないかと。喋っている人が自動でアップになる機能があるので、音声入力をうまく振り分ければ複数カメラを意図的にスイッチングするようなこともできるかも。いろいろ試してみたら更新します。
スマホだけでハイクオリティな配信をする方法や機材もリサーチ中。今後もどうぞよろしくでやんす。
あとがき的な
最後になりますが、タイトルに入れたようにZoomが初めての出会い、初対面なんてケースもざらにあると思いますし、Zoomの絵づくりから演出してもいいんじゃないかと。顔出したくない場合はアバターを召喚する方法もありますしsnowみたいなエフェクトごりごりで盛りまくることもできそうです。
基本的にコスパの良い機材を組み合わせてベストエフォートなソリューションを探していくぞ。お金はないからさー。
やってることは自撮りなんですよね。
カメラ、音声、照明、配信システム、モデルは自分。しかもライブでリアルタイムで相手がいるからフィードバックは一瞬で返ってくる。本気でやったらスキルあがりそう。
note開始、4記事目できた。三日坊主突破!