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沢山のくまモンに遭遇!?JR九州株主優待で乗る「36ぶらす3 赤の路」で行く指宿!JR九州株主優待の旅(第5話)

↓前回までのお話はこちら

※この記事の執筆時(2023年7月)において、JR九州の株主優待制度は変更になっております。



雨降る熊本市内

前夜から続いた雨は、朝も今朝も止まず。
天気予報によると、引き続き熊本と鹿児島は一日中雨マークの様子。
本日は36ぷらす3 赤の路で鹿児島中央に向かい、指宿枕崎線に乗り換えて指宿に向かいます。
36ぷらす3は熊本駅を12時頃に発車する為、午前中は熊本市内観光です。熊本といえば、熊本城と水前寺公園ですね!(他にも色々あると思いますが、国内旅行業務取扱管理者試験に出てくるので)この2つに行ってみる事にしました。

熊本城下にある稲荷神社の水みくじ
熊本稲荷神社
修復工事中の熊本城
熊本城

熊本城

宿泊地の最寄りバス停から、産交バスに乗車。「熊本城、市役所前」のバス停でバスを降り、熊本城へ向かいます。途中の稲荷神社では水みくじをしてきました!笑
熊本城は令和3年に天守閣の復元工事が終了したとの事で訪れましたが、稲荷神社から加藤神社の方に上がりましたが、ロープが張られており、これ以上先に進めませんでした。
熊本城を降り、「通町通」から熊本市電に乗り、水前寺公園へ。途中、熊本市内にはくまもんが至る所におりましました!!

低床車両はアテンドさん乗務のツーマン運行です。
くまもと信金のくまもん

水前寺公園でも、くまモンが出迎えてくれます。
熊本市内では街中で沢山のくまモンに遭遇します。

水前寺公園のくまもん
熊本駅のくまもん①
熊本駅のくまもん②
新幹線乗り場のくまもん



水前寺公園

水前寺公園は、東海道五十三次の景勝を模した庭園で、池の向かいの小高い丘は富士山をイメージしています。そんな訳で東海道五十三次を一周20分くらいで走破してしまったので、熊本駅に向かいます。

水前寺公園

水前寺公園から最寄りのJR豊肥本線「新水前寺駅」まで、徒歩10分の道のりで、新水前寺駅は熊本市電との接続駅でもあります。

新水前寺駅 熊本市電から階段で直結しています。
新水前寺駅改札
新水前寺駅名標

往年の特急ルートを走る「36ぷらす3 赤の路」

新水前寺より豊肥本線に乗り、熊本駅に向かいました。ところが、36ぷらす3は、時間になっても入線して来ません。JR九州アプリ「どれどれ」で現在位置を確認すると、36分遅れで植木駅を発車した様子。どうも車体の窓ガラスにひび割れがあったらしく、安全確認を行なったようです。この後の36ぷらす3は単線区間を走るため、遅れはどうなるのでしょうか?

36分遅れで走行する36ぷらす3

そんな訳で熊本駅にも40分遅れで到着。すぐに乗降を終えて熊本駅を出発し、鹿児島本線を南下していきます。 今回乗車する「36ぷらす3 赤の路」は、博多〜熊本〜鹿児島中央を走り、九州新幹線開業前まで走っていた特急「つばめ」と同一のルートを走行します。車両も特急つばめと同じ車両をリニューアルしたもので、往年の鹿児島本線の特急列車を体験する事ができます。

熊本駅に入線する36ぷらす3

グリーン券で乗れるのは6号車、5号車でこのうち6号車は土足厳禁の畳敷になっています。今回、私は5号車に乗りました。

5号車の座席
他の号車
他の号車


パブリックスペース(マルチカー)


この先が畳敷の6号車

列車は途中、八代駅に運転停車。40分遅れとあって、運転士さんが外に出て、どこかとやりとりしている様子でした。

八代駅では運転士さんがどこかへ連絡している様子
八代駅から肥薩おれんじ鉄道に入ります

列車はしばらく運転停車した後にゆっくり動きはじめます。
ここ八代から川内は九州新幹線開業時にJR九州から分離した第三センター肥薩おれんじ鉄道の路線です。つまりJR九州の路線ではない為、株式優待対象外となり、この区間は無割引となっております。

36ぷらす3 グリーン券
途中駅でくまモン塗装と交換

次の停車駅は牛ノ浜です。
牛ノ浜駅はあくまでホーム上で地元の方が特産品を販売したり、お見送りをする観光目的の停車であるが故に、客扱いはしておらず、駅の外には出られません。車内放送でも駅の外に出ないようにアナウンスされていました。似たような事例で、えちごトキメキ鉄道の観光急行も本来の停車駅ではない、能生駅に観光目的で停車する際にも、改札の外に出ないようにアナウンスされていました。

能生駅に停車するえちごトキメキ鉄道の観光急行


また牛ノ浜は列車遅延の為、通常より停車時間が短くなる旨の放送もあわせてありました。

牛ノ浜以外だと玉名でも観光目的の停車があるようです。
次の停車駅は牛ノ浜

外は雨が強くなり、本来であればオーシャンビューが一望できるところですが、視界が悪くあいにくの天候でした。そんななかで、列車は牛ノ浜駅に停車。地元の方の歓迎がありました。

牛ノ浜駅
36ぷらす3 牛ノ浜に停車中
駅前は海です!

更に風も強くなり、牛ノ浜駅は必要最低限の写真を撮影し車内に戻ります。
36ぷらす3には日本の特急列車では希少なビュッフェが設けられております。通常の36ぷらす3はお食事付きなのですが、5号車、6号車は付きませんので、ビュッフェに行ってみる事にしました。

メニューはこんな感じ
カレーは臭うので、ミニうどんと博多発限定のよだれいなり、そのぎ茶缶を購入
よだれいなり

ビュッフェ付近に飲食スペースはないので、隣のパブリックスペース(マルチカー)で食べるか、自分の席まで持っていく事になります。揺れる車内で汁物のミニうどんを持っているので、無難にマルチカーのお席でいただく事にしました。
マルチカーでは車内イベントも開催中で、赤の路では「九州のお茶体験」等のイベントも実施されています。

車内イベント お茶体験
生憎の車窓
おれんじカフェ


列車はおれんじ食堂で有名な海沿いをひたすら走行。食後にコーヒー☕️をいただく事にします。おれんじ食堂ならぬ、おれんじカフェ☕️ですね!笑
因みにこちらのコーヒーはセブンイレブンのように、カップを受け取り自分でマシーンで抽出するタイプのものです。列車の走行時間が長い為、コーヒーマシーンを使う人が多い事もあり、マシーンの水補給が追いついていないケースも散見されました。


36番目のエピソード
列車内には駅スタンプも設置


マルチカーの様子
鹿児島中央到着の車内イベント

こうして鹿児島中央に向けて走る36ぷらす3は熊本時点では40分延発でしたが、なんと鹿児島中央には定刻通りの到着でした。
鹿児島中央ではJR九州の社員さんのお出迎えや、写真撮影の人でごった返しておりました。 

鹿児島中央に到着した36ぷらす3


指宿へ


ここから黄色い気動車の指宿枕崎線に乗り換え、砂蒸し風呂で有名な指宿に向かいます。
途中の喜入までは一時間あたり4本と比較的本数も多いですが、指宿まで行くのは一時間に1本と激減します。

指宿枕崎線

鹿児島市街地は高架化もされ、通勤、通学客で乗車率も高いです。特に坂之上駅は付近に大学がある為、一気に乗客が入れ替わったイメージです。
喜入付近では石油タンクをかすめて、内陸へと進路を変えると日没になり、徐々に乗客も減ってきました。
終点の指宿には18時23分に到着。鹿児島中央から指宿までの運賃は1020円です。

鹿児島中央から指宿までの乗車券


ここ指宿は全部の車両のドアが開くのですが、指宿駅はなんと15時15分から無人駅です。なので、途中の無人駅から乗った場合は運賃を払う事なく出場出来てしまうのではないかと疑問に感じてしまいました。

指宿駅のみどりの窓口営業時間のお知らせ

指宿駅前は駅前にほとんどお店がなく、タクシーやバスも停まっていません。本日、宿泊する指宿シーサイドホテルは徒歩25分の距離です。
引き続き雨の指宿市内を歩く事になります。途中で、スーパーマーケットがあったので、何とか食料は確保できました!笑
こうして、ずぶ濡れで指宿シーサイドホテルに到着。ホテル周辺は真っ暗で、周辺には河川もあるので、歩きで行かれる方は十分注意してください。

ここ指宿シーサイドホテルは砂蒸し風呂♨️もあります。人生初の砂蒸し風呂を体験してきました❗️

砂蒸し風呂

36ぷらす3に乗ってみた感想

正直、1回乗れば満足ですね。
前評判が良く期待していました。確かに内装は凝っていますが、シートも他の特急グリーン車の方が快適なイメージですし、客室乗務員の対応もあまり慣れていないようで、ビッフェでのオーダーにかなり待たされました。
特急券やグリーン券の割にはという所感です。
こんな事を書きましたが、おれんじ鉄道沿いは海沿いの景色が大変良い区間も走るので、一度乗ってみてもいいかも知れません。

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