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高速戦隊ターボレンジャー、第30話「レーダの最後🦯💥」
「ヤミマル、ご苦労だったな!前座はここまでだ!晴れ舞台は、暴魔博士レーダと、暴魔百族の守り神:超魔神ボーマが相勤めよう!」
太宰博士とターボラガーの取り引きが前座なんて…。と感じた私。
「地球を守るためなら、私の命など…!」という太宰の言葉すら意識と共にフェードアウトさせるかの様なマントを取ったレーダから放たれる光線。
そう…今話は暴魔博士レーダの最期の闘い。
テーマは、想いを繋ぐ事
ターボレンジャーが始まって序盤、レーダの攻撃は強力過ぎた。
魔笛透視杖から出る技の数々と、あの不適なメロディはリアルタイムで観ていたまーぼん少年も確かな恐怖を覚えた。
今話もターボラガーやターボマシンを大暴魔術砂地獄で地面に埋めようとしたシーンにはレーダの強さが改めて感じられた。
話は戻って
意識を取り戻した太宰博士は、ターボラガーを操縦し、力達がターボトラックを修理する時間を稼ごうとする。
これは前話の逆の展開だ。
そんな太宰は再び薄れゆく意識の中、必死に巨大な超魔神ボーマへ立ち向かう。
力達は当初、太宰から行動を適宜指示してもらいながら暴魔獣と闘ってきた。
しかし、今は自分達で戦い方を考えながら…何なら太宰に指示を言われる前に、彼らは自分のやるべき事を自分で考え行える様になっていた。
そして、私はそんな彼らの成長にも気付け嬉しくなった。
子供の成長は私達が思っている数倍は早い。
″アウトプットを自分で考えながら行う事″が勉強の定着には必要だと言われている。
彼は経験というインプットを命を守る使命の場でアウトプットしながら、最短ルートで強くなっていった。
そして、その想いは今話では太宰を救う為、更にはターボロボとリンクしターボラガーとの不思議な力を与えた。
言わば、想いを繋ぐ事。
握られたターボロボとターボラガーの手の間には温かな光が溢れていた。
そして、今話の神セリフはレーダ・超魔神ボーマとの激闘を終えた最終シーンで俊介(イエローターボ)から聞かれた全てをまとめてくれた言葉を選ばせて頂いた。
神セリフ
「合体するって事は、お互いに助け合うって事だったんですね。」by.日野俊介(イエローターボ)
太宰博士から力達に、地球を守る使命は想いと一緒にちゃんと継承された。
レッドターボがたった1人でレーダに立ち向かいGTクラッシュで撃破した場面も、スーパーターボロボ登場の場面も、彼らは想いを伝え合っていた。
レーダがマントが作った異空間でレッドを迎え撃ったシーンに出てきたジンバやジャーミンの亡霊、彼らの想いが伝わっていたら、彼らの死闘は次週に渡っていたかもしれない。
ただ、レッドターボのGTクラッシュから、レーダが空中爆発するシーンには今回もドーパミンが歌い踊っていた。
そして、
「スーパーミラージュビーム!!」
スーパーターボロボから放たれた必殺光線の光もまた温かな色をしていた。
まさに太宰と力達の正義の想いの形。
そして、スーパーターボロボの大きさは彼らの愛の大きさ。
そんな姿に比例する様に、夏の暑さと職場の人間関係で小さくなった私の背中に哀しさを感じた夏の夜でした…。
追伸、スーパー戦隊ロボは皆姿勢が良い。
スーパーターボロボについても正義の壁の様な佇まいをしている。
正義の威圧感は安心感が凄まじい。
ちゃんと大切な人をあんな大きな正義の壁で守れる人に、私はなりたい。