高速戦隊ターボレンジャー、第27話「少女暴魔リン🛎️」
「スズナリボーマの鈴は、相手が心を許すと光を放ち、その光が頂点に達する時、人間を自由に操れるのだ。スズナリボーマを使って、ターボレンジャーを思いのままにしてご覧に入れましょう。」
鈴に封じ込められた仲間を助ける為、スズナリボーマはリンという少女に姿を変え、裏切り者者としてジャーミンに襲われる形で、ターボレンジャーに近づく。
傷の手当てを太宰博士の元で受けるリン。
研究所でリンが暴れる騒ぎを起こすのだが、結果的に、手を繋ぎ合わせた洋平(ブルーターボ)にリンは心を奪われ、洋平も彼女に特別な感情を抱くようになる。
今話のテーマは鈴の音色
リンが身につけていた鈴と洋平が大切にしている鈴、どちらも優しく包み込まれる音色が心地よかった。
また、洋平とリンとの間にも特別な空間が広がっている様に私は思えた。
幻惑鈴鳴りの術はスズナリボーマに気持ちを許している者に使える術である。
ただ、2人の空間でリンはその術を洋平には使えなかった。
結果的にジャーミンに仲間を鈴ごと破壊され、洋平に術をかけざるを得ない状況に追い込まれたリンは、洋平を操り力達を攻撃させるのだが、術を使っているリンの目はどこか悲しさで溢れている様に見えた。
そして、大地(ブラックターボ)、俊介(イエローターボ)によって撃ち落とされた鈴からも悲しげな音色が聞こえていた。
その後、スズナリボーマはジャーミンの手によって葬られるのだが、ブルーターボの震えながら発した「許さんぞ!ジャーミン!」の言葉と、攻撃を受けながらジャーミンに立ち向かっていく姿には、私自身涙無く見つめる事は出来なかった。
神セリフ
「例え最初は騙すつもりでいたとしても、最後は俺に術を掛けるのを戸惑った。俺は…、あのリンを信じたい…。」by.浜洋平(ブルーターボ)
今話の神セリフはエンディングでリンが落とした鈴を握りしめながら、洋平が発したこの言葉。
暴魔獣であっても、人を愛する事ができる。
心が通じれば、闘いをする必要も無くなる。
生きていれば意見や仕事の進め方、更にはそれに臨む心構えで、ぶつかり合う事もあるだろう。
だからこそ、一旦は信じる気持ちを。
きっと、一歩下がった状態でその状況が見つめ直せると私は思っている。
一歩下がった状態は″客観視″。
冷静さは争い事を減らす。
感情論からは怒り以外、何も生まれない。
相手を信じ・思う事を今話を通して考え直して頂きたいと思う。
大切な人を想い浮かべながら。