地球戦隊ファイブマン、第12話「アーサー超変型🧢」
乗り越えないといけない困難、強大な敵や聳え立つ壁、生きていると本当に色んな事が起こる。
その困難を強みにできる人もいる。
ただ、大多数の人は周りの支えがなければ目の前の壁を越えられない。
銀河剣士ビリオンが送り出した銀河闘士デンキウナギン。
デンキウナギンは自身のホログラムを巨大化させる事でファイブマンを追い詰める。
そして、ファイブマンの必殺技であった、兄弟戦士ブラザーアタックですら跳ね返す…。
再起不能なダメージを受けたファイブマンと彼らの親代わりをしてきたアーサーG6。
アーサーは機械いじりを得意とする太郎少年に助けられ、修理をされるのだが、学たちとの記憶は無くしてしまう。
今話のキーワードは、″止まっている時間を動かす事″。
アーサーの中で眠っていた記憶。
それは銀帝軍ゾーンの恐怖に怯える幼少時代の学たちを守りながら地球へやってきた記憶…。
そして、自身の修理をしてくれた太郎くんを守る中、アーサーは自身の記憶を呼び戻す。
記憶のリンク、それは経験。
突如として思い出す″それは″人をまた動き出す力にもなる。
アーサーは自身に組み込まれていたプログラムを太郎少年と共に甦らせ、アーサーはアースカノンへの変形ギミックを手に入れる。
アースカノンは一撃でデンキウナギンを撃破、ファイブマンは結果的に目の前の強敵という壁をアーサーと一緒に越える事ができた。
尚、今話で私が好きなシーンはラストのシーン。
故障したアーサーを修理したのは、この太郎少年だった。
彼はひとりっ子、いつも寂しく機械をいじって遊んでいた。
そこに現れたアーサー。ポンコツ次郎として記憶をなくしている時は太郎の弟役を勤めていた。
幸せの絶頂からの別れ。
そんな太郎少年にかけたアーサーの言葉を今話の心に刻みたいセリフとしてお借りしたい。
アーサーが記憶を無くし、ポンコツ次郎として振る舞っていた時、アーサーの言葉のほとんどはダジャレが入っていた。
″アーサーに戻っても、太郎の事は忘れない。″
そんなアーサーの優しさが詰まった言葉。
少し照れながら話しているアーサーも機会があったら回収して頂きたい。
そんなアーサーの優しさは、
結果ファイブマンに力を、
太郎少年には心の支えを、
それぞれ与え、そして時間を動かしたのだった。
ちなみに、ファイブマンに出てくるアーサーG6は松本梨香さんが声を務めている。
松本梨香さんといえば、今年(2024年)に放送されている爆上戦隊ブンブンジャーのブンドリオ・ブンデラスの声も務められている。
ファイブマンは2025年で35周年を迎える作品、長くご活躍されてきている松本梨香さんにも私はとてつもなく力を貰っていると、深く感じた。
そして、この記事を観てくれた皆様も、沢山の人の力を借りながら、毎日一歩ずつ前に進んでいってほしい、そんな想いを抱きながら、また明日を観たいと思う。