リトライ、50代婚活アプリ-7- 実はマッチングなんて、していない
ギブアップした婚活アプリに再挑戦し、はや3ヶ月。
何も変わらない現状よりは
一度懲りたことでの開き直りもありで
再挑戦の記録です。
でも…アプリ終いは進んでいます。
【アラフィフの悲哀】
これまでの自分自身、好むと好まざると作り上げたシガラミから容易に脱却できず、先への不安も見えてきているアラフィフ世代。
背負ったものが大きくて、考え方も表情も固く重たくなってしまっている。
なんちゅーか「出口なし」って感じ。
これから書くことは若い世代にも共通かもしれないが、アラフィフのしんどさが大きいのは、そういうわけなのである。初婚者も、離婚者も。
【「マッチング」って何。】
「マッチング=恋人じゃない、会話の始まりです」
そんなフレーズを見た覚えがある。
そりゃそうだわ。
マッチングはしたものの、なに話す?
自己紹介ページで共通の趣味もない相手。
なに話せば?
と、ここまで書いて天啓が降りてきた。
もしかしてわたし
リクエストの受け方を間違っていたのか?!?!
共通の趣味すらない人のリクエストを受けるのは、間違いだったのか!?
どんな人なんだろう。何を話してくれるかな。
そんなような気持ちで、先方の申請に応じてマッチングしていたのだ。
いちおう自己紹介にも「まず友達から始めたいです」と書いといたし…。
ところが先方は承知と限らないのである。
【「マッチ」なんかしてない、それに気づいた】
登録して(空白期間はあれど)1年、やっと気がついたのだ。
「マッチングおめでとうございます」
と表示はされるも、実際はなにもかもが白紙状態。
ほんとの意味でのマッチングなんか、していないのだ。
同じくらい相手に思い入れてるわけでは全くないのだ。
いいね、の温度差だ。
恋人候補のつもりのAと、まず友達になれるかと鑑みてるBでは、そもそもが温度差どころの話ではない。
このギャップを文字だけでどう埋めていくのか。
文字だけでどうやって、自分に好感を持ってもらうのか。
しかも基本はチャット形式であるから
小説家であっても簡単にはいかないだろう。
お互いが同じくらい「好きになれるかも」と思っていなければ、それは「マッチング」ではないように思う。
なので「会いましょう」となったとして
Aはドキドキ初デートのつもりでも、Bにとっては面接試験。
ということになるのだ。
【我々ちゅーねん、出口なし。】
わたしを含むちゅーねん諸君にも若い頃があり、幾つもの恋愛をしてきた。
だから分かるんよ、若い頃との違いが。
情熱が先走り自分を導いてくれる、これは若さの特権だ。
ちゅーねんがそんな振る舞いに及べば、まあだいたいは、騙されてるのだろう(笑)
わたし自身は、友達みたいになれた人の中から再婚相手を選びたい、という考えなんだけど。
最初から恋愛目的の男性にとっては、こんなタイプは暖簾に腕押しで疲れきってしまうだろう。
ちゅーねんはろーねん(老年)に刻々と近づく焦りもあって、早い結果を求めたがる。
写真と実物のギャップも若い人以上だ。
若い人たちはナンボか加工してたとしても、ハリのある若さだけは本当だからだ。
さらに「課金」システムのせいもあって、なおさら焦る。
子供、家、介護、お金… ちゅーねんは物心両面において
若い人たちのように、純粋に一対一で面と向かった恋ができない。
なーにがマッチングだ。
ただひとつマッチしているのは
このアプリを使って、自分にとって「いい感じ」のひとを見つけたい。
という希望的観測だけだね。
ああ、もののあはれなり。